花のない暗くて長い冬でも、自然との触れあいを実感できるものだったのでしょう。クリスマスの時期に多く見かけるのは、教会の布教活動を支えるため、パンやお菓子と共に売られていた時代の名残かもしれません。
シュトラウス (STRAUSS ブーケ、花束を意味するドイツ語)
[材料]
A.エゾマツ(中) 一個B.ゴールドパインコーン 二個
C.パインコーン(大) 三個
D.パインコーン(小) 三個
E.アンバー(アメリカン楓) 一個
F.ジュニパー(プリザービング) 小枝三本
G.ベイリーフ 10枚
H.ドングリ 一個
I.シナモンスティック(約4cm) 二個
J.スターアニス(欠けは接着剤で修復) 二個
K.クローブ 三個
ピコットリボン(赤、黄、緑) 各25cm
ビーズボール(白、ピンク、赤) 各一個
テラコッタ鉢(ベージュ、10×10cm) 一つ
オアシス 5.5×4.5×4cm
ワンタッチ花リボン(ピンク) 2.4×90cm
レースペーパー(17.5cm) 一枚
工作用紙(赤) 直径20cmの円形
人工パールビーズ(直径5mm) 13個
ブレード(白地に金、1×4cm) 二本
真鍮ワイヤー(黄銅) 0.28×150cm(ブリヨン=飾りワイヤー用)
茶色ワイヤー#20 8本
茶色ワイヤー#28 28本
フラワーテープ(モスグリーン)
グルーガンとグルー(瞬間接着剤でも可)
木工用ボンド
竹串
ラジオペンチ
カッター
[作り方]
完成したパーツは①のオアシスに立てておくか、花瓶などに入れると安心。スターアニスやビーズを接着したものは、壊れやすいので慎重に扱う。3.Cのパインコーン(大)の先をラジオペンチで取り除き、ビーズボールをグルーガンで留め付ける。
4.Fのジュニパーベリーは、茶ワイヤー#20の1/2本を、小枝の木の部分に巻きつけて、三本ともワイヤリングする。
5.Gのベイリーフは、葉裏にワイヤーの輪をあて「ヘアピンつなぎ」にする。巻きはじめる茎がない時は、葉の一部を切り取って軸を作る。ワイヤーは#28を10本使用。
6.Hのどんぐりは、帽子(正式名はカクト)を利用して、#28ワイヤーを帽子の直近にかけ、一度ねじって反対側にも一本回し、輪の部分に通して引きながら、下に降ろして捻る。重みで抜けやすいのでしっかりと。不安定ならボンドなどで止めても。
注)帽子がない場合は、キリで穴をあけてボンド付きのワイヤーを差し込む
7.Iのシナモンスティックに、木工用ボンドでブレードを巻きつけておく。余分はカットする。 竹串に30cmの真鍮ワイヤーを、25回ぐらい巻きつけて作ったブリヨン(飾りワイヤー)に、茶#28のワイヤーを通して、ブレードの上から巻き「かぶせ つなぎ」でワイヤリングする。シナモンが抜けないように注意。
8.Jのスターアニスは、茶#28ワイヤー半等分に、パールビーズを五個通し輪にする。そのビーズリングの反対側に、残りの半等分ワイヤーをかけ、スターアニスの上に載せてワイヤーを捻って「かぶせつなぎ」でとめる。崩れやすいので力を入れすぎないこと。
注)スターアニスの欠けは、瞬間接着剤かグルーガンで修復して使う。
9.Kのクローブは、20cmの真鍮ワイヤーを竹串に15~20巻いてブリヨンをつくり、クローブトップに巻きつけ、茶#28のワイヤー二等分で「かけつなぎ」する。フラワーテープで始末すると花の蕾風になる。
9.Kのクローブは、20cmの真鍮ワイヤーを竹串に15~20巻いてブリヨンをつくり、クローブトップに巻きつけ、茶#28のワイヤー二等分で「かけつなぎ」する。フラワーテープで始末すると花の蕾風になる。
10.ピコットリボンは、五等分の屏風だたみにし、パールビーズを通した茶#28ワイヤーでねじりとめる。
11.直径20cmの円形にカットした赤い工作紙を八等分に折り、切り込みの山を四箇所入れ、広げてカーブを整える。中心部には、1cmの長さで切り込みも入れる。レースペーパーも、中央に同じように切り込みを入れておく。(マンシェッテ=花束受台)
12.ベイリーフ以外のパーツを、茶#28ワイヤーでブーケ状に束ね、その一番外側にベイリーフを一周飾り、全体をまとめて茶#28ワイヤーで最後に縛る。持ち手の長さは、テラコッタの高さに合わせてラジオペンチでカットし、フラワーテープを巻く。
13.持ち手11の花束受台に通し、オアシスに立てて安定させる。オアシスの穴が会わない時は、余分のオアシスで埋めて調節する。
14.ワンタッチ花リボンの細い紐の端をひき、飾りリボンを作り、13の作品のスペースとバランス を考え、適当な場所に細いリボン部分を結んで飾る。全体の形を整えて完成。⑫の段階でリボンを飾るより、花台に乗せたほうが空間の位置がわかりやすく、デ リケートなパーツを壊さずにリボンを結べる。
直射日光と湿気の心配のない場所に飾ってください。保管に注意すれば何年も楽しめます。
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