安全で手軽に入手できる植物油をベースに、天然の精油をブレンドしたオリジナル香油を作ってみましょう。
香油名は、左からローズガーデン、ハーブガーデン、シトラスガーデンです。
香油名 ローズガーデン
■材料 <ベースオイルと容器、用具>
グレープシードオイル 10mlロールオンタイプボトル 1本
メスシリンダー20ml計量用 一つ
ムエット(試香紙) 適宜
■材料 <精油類>
パルマローズ 1滴ブルガリアローズ 1滴
ローズモロッコ 1滴
アルバローズ 1滴
ローズゼラニュウム 1滴
ベンゾイン 1滴
乳香(フランキンセンス) or 没薬(ミルラ) どちらか一種を微量
*精油説明
ベンゾイン(安息香)
エゴノキ科 落葉植物の樹脂 別名スチラックス
樹皮の切り込みから樹脂を採取
バニラに似た濃厚な甘みのある芳香で保留剤
名前から推察できるように、咳や痰の薬
左:乳香(フランキンセンス)
カンラン科 別名オリバナム
樹皮に傷をつけ一粒づつ樹脂を採取
新約聖書にも登場する有名な香料
薫香、、薬(潰瘍、赤痢、熱病、鎮痛)
保留効果が高い
右:没薬(ミルラ)
カンラン科 コミイフォラ属の木の樹脂が本来のミルラだが、60種類以上の同属種も混合して扱われている。紀元前2000年頃から、香料、化粧品、薫香、ミイラ作りなどに利用されていた。こげ茶色の樹脂の塊は、すぐれた保留剤
■作り方
①ロールオンタイプの容器に、メスシリンダーを使ってグレープシードオイルを入れる。②精油を加えていく。ドロップタイプの容器は、落ちる速さが違うので慎重に取り扱う。
③乳香と没薬のどちらか一つを選び、爪楊枝に浸してロールオンボトルの中を掻き混ぜる。これで微量加えることになる。
最後の乳香と没薬を選ぶ時は、ムエット(試香紙)に精油をしみ込ませて調和を確認して決める。単独では好感を持てない香りも、調香によって変化する。
■使い方
よく振ってから直接皮膚に塗る。ロールオンタイプなので使いやすい。尚、シトラス系の香りの場合はシミなどの心配があるので、洋服の中に隠れる場所へ。賦香率は3%でオーデコロン並み 持続時間は1~2時間
香水に使うアルコール類にアレルギーのある方にも、植物油ベースは安心。香りは控えめだから気軽に気分転換を。
グレープシードオイルは酸化しにくいので、直射日光を避け冷暗所に置けば、半年くらい保存可能。
秋から冬にかけては、皮膚の乾燥が気になる季節。ヒジやカカトの応急処置にも役立つので持ち歩くと便利。
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