2007年7月2日月曜日

ハーブ染め<赤ジソ>

火を使わずに酸性抽出で染めました。この染め方は美しい色合いが特徴です。
梅干しなどでお馴染みの赤紫蘇からは、綺麗な紫色が得られます。模様は、輪ゴムで絞って作りました。
はかなく移ろう自然からの贈り物は、時がたつと落ち着いたシックな色に変化します。季節が巡ってきたら重ね染めの楽しみもあるので、長く愛着のある作品になりそうです。

■材料
シルクシフォン楊柳ストール(43×130cm)  一枚
赤ジソ塩もみパック               500g
水                         400cc
酢                         200cc
排水口用ネット(不織布)            一枚
輪ゴム                      適宜
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■作り方
①輪ゴムで絞り模様を作る。
強めに巻くとくっきりとした模様が出る。
弱く巻くとソフトなぼかし模様に仕上がる。

②精錬作業
絞り終わったら約30度のぬるま湯に30分ぐらいつけておく。

③排水口用ネットに入れた塩揉み済みの赤ジソに酢をかけ、ボールの中でよく揉んでから絞る。

④分量の水を加えて染色液を作る。
⑤精錬した生地をしっかり絞り、④の染色液に浸ける。色むらにならないように、時々上下を返し生地の空気は抜く。濃く染めたい時は長く浸けておく。下記の写真のストールは、14時間染めたもの。

⑥染色した生地を取りだし、流水で水の色が変らなくなるまで洗って絞る。生地を傷めないように注意して輪ゴムを外し、もう一度水の中で振り洗いをしてから、形を整えて陰干しする。

⑦アイロンは完全に乾いてから、あて布をして低温ドライ。スチームの熱い水滴がかかると色褪せる。万一の場合は、薄めた染液か酢を浸けて水洗いするとよい。洗濯は中性洗剤で手洗い。直射日光に弱いので避けること。

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