2010年2月7日日曜日

コーヒー

ヨーロッパでは、ハーブの根や実を煎って香ばしいハーブコーヒーと呼ばれる飲み物を、昔から作っていました。
その製法は今も受け継がれ、美味しく健康的な飲み物として伝わっています。
フェイクコーヒーの呼名があります。今回はチコリコーヒーについて紹介したいと思います。

チコリ
太い根をローストして作るのがチコリコーヒーです。チコリはタンポポと同じキク科の植物で、似た葉を持つため「青花タンポポ」の別名があります。花が菊に似ることと葉や茎に苦さがあるので、和名を菊苦菜と言います。
野菜として販売されているチコリとエンダイブは、英語とフランス語では逆の呼び方をするので、混同されがちですが同様の植物であり、どちらもチコリコーヒーの原料となります。
チコリの根には、水溶性の植物繊維であるイヌリンが多く含まれており、食後に摂取すると過剰な血糖値上昇を抑えると言われ、ヨーロッパを中心に代替コーヒーとして飲まれてきました。
根を掘る時期は、栄養を蓄えている開花前に行います。したがって最適な収穫期は、秋の開花前一ヶ月前後です。
本物のコーヒーは、コーヒーベルト(南北両回帰線の北緯25度、南緯25度の間)地帯が栽培可能地域ですが、チコリは日当たりと水はけがよく、肥沃なアルカリ性土壌なら育つハーブです。深く耕しておくと根の生育がよくなります。多年生で原産地はヨーロッパです。
サラダなどに使う「軟白野菜」にするには、冬、株を掘りあげ陰干ししたあとに植え付け、土をかぶせて保温すると3~4週間で結球します。
ノンカフェインのハーブコーヒーとして、タンポポと共に昔から愛飲されてきました。カフェインによる、不眠、心臓、胃腸などへの影響を心配される方に、おすすめしたいと思います。
チコリには牛乳のカルシュウムなどのミネラル分を吸収促進するイヌリン・オリゴ糖が多く含まれています。又、ミルクを加えるとマイルドな味に変わり飲みやすくなります。
上記写真中央のインスタントチコリコーヒーについて
チコリーインスタントオリジナルブレンド 50g入り ¥1050(飲みやすいようにブレンドされている)
その他 チコリーインスタントクラッシック、チコリーインスタントキャラメルフレーバーなどもある。
いずれも「生活の木」にて販売中

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