2006年12月12日火曜日

ガーランド

「花綱」という意味をもつクリスマスアレンジメントで、祝福を表します。リース同様、古代から使われてきました。
毛糸の土台で、温かみのある優しい仕上がりになっています。
ドアに飾ると開け閉めのたびに香ります。出窓、壁、階段など自由に飾ってください。
今回使用したスパイスの香りには、風邪などのウィルスを寄せ付けない働きがあります。
尚、ホリデーシーズンが終われば飾りを取り外し、暖かいマフラーとして役立ててください。
■材料
スラブミックスカラー毛糸  一巻(20m)
スラブホワイト毛糸           2m
パインコーン大             2個
パインコーン小             2個
スターアニス               1個
シナモンスティック       4cm×2本
ゴールドリボン        6㎜×25cm
シルバーベル             一つ
クリスマスカラーリボン   6㎜×30cm
クリスマスカラーリボン  1.8㎝×100㎝
輪ゴム                  二つ
朱色木綿生地        10㎝×16㎝
リース柄木綿生地      13㎝×13㎝
ポマンダーミックスパウダー    小さじ1
緑#30ワイヤー            3本
カッシャオイル、ジンジャーオイル 各1滴
手芸綿、赤手縫糸           適宜
吸盤付フック              2個
■作り方

1. ミックスカラー毛糸を、指リリアン編みにする。(編み始めは、左手親指に結び、人差し指と中指の間に通し、薬指、小指と交互に通し、元に戻り編み出す。手の甲に一巻きしながら編み進むと筒状に仕上がる。2段くらい編んだら、最初の結び目は解く)

2. 編み終えた両端の残り毛糸を結ぶ。

3. 余分は左右に押し込んで始末する。
★シーズンが終わったら、この状態に戻し、マフラーとして利用可能です。

4. 結び目を中心にして捻りを加え、両端を輪ゴムで留める。フックを通す輪を残しておく。

5. ベルにリボンを通し中心に結ぶ。少しゆれる程度にすると音が出やすい。

6. パインコーン(松笠)やスターアニス(八角)、シナモンなどもワイヤリングしておく。

7. ポマンダーミックスパウダー(シナモン、クローブ、オールパイスなど)にスパイスの精油を垂らし、手芸綿に包んでクリスマスプリントの生地に入れたり、包んでサシェを作る。これもワイヤリングしておく。

8. 吸盤付フックを机にセットし、ガーランドの両端を引っ掛けて飾りつける。全体にバランスよくワイヤーで留めていく。

9. スラブホワイト毛糸を雪に見立て、斜めに一往復してかける。端は輪ゴムの中にはさみ、始末しておく。
輪ゴムを隠すように、幅広のクリスマスカラーリボンを結んで完成

2006年11月16日木曜日

ハーブジェル

肌の乾燥を防ぎ潤いを与える手作りのハーブジェルです。肌質にあったハーブを選んで手軽に作りましょう。
今回は天然の保存料を加えてみました。

■材料

  • ドライハーブ(バラ、ラベンダー、カモマイルなど)      大さじ1
  • 熱湯                                100cc
  • 植物性グリセリン                        小さじ1
  • キサンタンガム   ミクロスパーテル            15~18杯
  • 精油                                1滴
  • グレープフルーツシードエクストラクト            1滴

■用具

  • ポンプタイプ容器 60ml入り       一つ
  • ダシパック 小                一枚
  • ミニ泡だて器
  • 計量カップ
  • 計量スプーン大小
  • ミクロスパーテル(計量用ミニスプーン)
  • ミニボール

■作り方

1. 小ボールに熱湯とダシパック入りハーブを一緒に入れ、5分ぐらい成分を抽出しハーブウォーターを作る。

2. ハーブウォーター40mlを計り、計量カップにグリセリンと共に入れ、約1分ぐらいよく混ぜる。

3. キサンタンガムをミクロスパーテルで少しずつ加え、ダマにならぬように泡立て器を使ってトロミを付ける。(くず湯に似た仕上がり)
4. 精油を加え、さらに混ぜる。

5. ポンプタイプの容器に移し、天然保存料のグレープフルーツシードエクストラクトを最後に入れ、キャップをしてから振り混ぜる。
6. シールに名前と日付を記入し、容器に貼り付ける。

保存は冷蔵庫で3ヶ月、保存料なしでは1ヶ月以内
バラ     普通肌、老化肌、乾燥肌
ラベンダー 普通肌、敏感肌、脂肪肌
カモマイル 普通肌、敏感肌
トロミの目安は、垂らした時に流れない状態。

■キサンタンガム


デンプンなどの糖質を原料とした天然ジェルベース。
キサンガムの別名あり
ミクロスパーテルで様子を見ながら加えていく。

■天然保存料


グレープフルーツシードエクストラクト=GSE
別名 シトラスシードエクストラクト
水分の腐敗を防ぎ、手作り化粧品を3ヶ月ほど保存可能にする。
添加するだけで弱酸性になる。
出来上がり量の0.2~2.0%加える。
水溶性
(注意)
キサンタンガムとは相性が悪くダマになりやすい。

2006年10月12日木曜日

アクセサリー

金具でつながない長いひも状のネックレスを「ラリエット」と呼びます。
首に巻きつけて使います。結び方を自由にアレンジできます。今回の作品は、出来上がりサイズが128cmと長いので、ベルトとしても活躍します。
軽くて肩に負担もかかりません。香り玉とチューリップ型の両端に詰めたポプリが、動きにつれて香ります。ネックレスの止め金具で苦労することもなく、素早く装着できるのも嬉しいです。
■材料
* ウッドビーズ(4種類)
* 皮ひも(豚皮)1.2mm幅  125cm
* リバティープリント生地   4×4cm      6枚
*                   5×5cm     2枚
* ;レッドローズ、シナモン、クローブ      適宜
* 縫い糸
■作り方

1. 皮ひもの片方を結んでストッパーとする。

2. アクセントになるものを所々に配置しながら、ウッドビーズを全部通していく。

3. 香り玉用の生地(4センチ角)の周囲を、四角くぐし縫いする。縫い代は3ミリくらいで。

4. 針はそのままで軽く縫い絞りお椀型にしてから、ブレンドしたポプリ(レッドローズ、シナモン、クローブ)を詰めて、長方形のかまぼこ型になるように仕上げる。

5. 中身のポプリ(スパイシーローズ)が出ない程度に糸で口を閉じる。

6. 同じものを二個抱き合わせて、皮ひもを挟むように閉じ合わせ、香り玉を取り付ける。三個分のスペースが無いときは、ウッドビーズを反対側から抜くとよい。皮ひもは縫わないようにする。

7. 両端にチューリップ型の飾りを取り付ける。香りの出口として少しだけ開けておきたいので、先端の始末は対角線上を一ミリ程度すくって縫い絞るだけでよい。
【注意】
皮ひもは5㎜ぐらいの余裕を残さないと、全体が突っ張ってしまい扱いにくくなる。

2006年9月1日金曜日

ダイエット


健康的なダイエットのために、香りを利用してみましょう。
無理なく楽しくなければ、長続きしません。今回は、身近な材料で手軽に実践する方法を紹介します。

【マッサージオイル】

■材料
グレープフルーツオイル               5滴
サイプレス or シダーウッドオイル        5滴
グレープシードオイル                50ml
スリム効果とセルライト対策にもなるブレンドです。パッチテストを忘れずに。
冷暗所に保存し、1ヶ月以内に使いきる。

【ハーブティー】

1~2杯分
グレープフルーツスライス      適宜
ドライフェンネルシード       小さじ1
【フェンネル】
満腹感を覚えさせるハーブ。種には、ほのかな甘みと爽やかな刺激がある。食欲を抑える働き、体内ガスや皮下脂肪などの老廃物排出。食後に種を噛むと口がさっぱりする。写真は、夏の終わりに種が出来つつあるフェンネル
■入れ方

1. 香りがたつまで、フェンネルの種を乳鉢であたる。

2. ポットやカップに①とグレープフルーツを入れ、熱湯を注ぎ5分ほど待つ。
☆味はフルーティーで飲みやすい。
グレープフルーツの苦味成分「ナリンギン」が食欲を抑え、満腹感を得られる。生で食べたり、100%ジュースでも効果がある。
この果物の香りはノルアドレナリンの働きを促し、中性脂肪を燃えやすくする。

【アロマボトル】


好みの香りを、常に持ち歩くのに便利なもの。必要に応じて香りをかぐ。
間食したいとき、食欲を抑える効果のある精油は、
グレープフルーツ、フェンネル、プラックペッパー、シダーウッド、サイプレス、マージョラム、パチューリ、フランキンセンス、ミルラ、サンダルウッドなど
自分に合う香りを選ぶ。人により食欲を刺激する場合もあるので慎重に決めよう。
左記の容器は、白いスポンジが中に入っているタイプ。ここに精油をしみ込ませて蓋をする。ペンダントや携帯ストラップにしてもよい。

2006年7月1日土曜日

ハーブプリント


大切に育てたハーブをプリントし、インテリアやファッションに取り入れてみましょう。
アイロンを使って染色できる方法なので、とても手軽に出来ます。
左のエプロンはワイルドストロベリー、右の鍋つかみはナスタチュームで作りました。

使用するハーブ類は、収穫したらタウンページなどで押し花にしておきます。 花は咲いた直後の傷のないものが最適です。素早く水分を取るために、ティッシュペーパーやキッチンペーパーをはさんでおきましょう。
大体一週間から10日ぐらいで完成します。
写真左はラバンディン、右はマローです。
他にゼラニュウム、ミント、レモングラス、タンジー、セイジなどが向きます。細かい葉のローズマリー、フェンネル、タイムは向きません。
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■材料
白のTシャツ、ポロシャツなど  一枚
ポリエステル80%
綿      20%
押し花              適宜
カラーマット           適宜
新聞紙            二日分
キッチンペーパー       2j枚
アイロン、ハサミ

■作り方
1. 新聞の束の上に、選んだカラーマットと押し花を乗せる。花と茎で色を変えると自然な感じに仕上がる。
(注)
「カラーマット」は、手芸品店の染色材料コーナーで販売 30色以上あり。
ポリエステル50%以上の混紡なら染まるが、綿、絹、麻、ウールなどの天然繊維には染まらない。インクジェット紙には染まる。

2. ハーブの押し花に染色する時は、八等分に切った新聞紙とキッチンペーパーを乗せて、高温のドライアイロンを1分ぐらい当てる。

3. 2で染色した面を下にして、ハーブをTシャツの上に置く。

4. 新聞紙とキッチンペーパーの上から高温のドライアイロンを当てて染める。染まり具合を見ながら作業する。時間は1~3分ぐらいを目安に。


5. モスグリーンの茎と葉、紫の花穂が染まった状態。

6. 袖口は、小型のラベンダーをアクセントに染めました。

2006年6月1日木曜日

スパイスチキン

インドネシアの焼き鳥のサテーを参考にしたレシピです。スパイシーな香りで食欲をそそります。冷めても美味しいので、お弁当にも向きます。ターメリックライスや季節の野菜を添え、彩りにも工夫して盛り付けましょう。サテーソースをかけると旨みがパワーアップします

■材料 4~5人分
鶏もも肉            1キロ
塩              小さじ1
コショウ           少々
《漬けだれ》
ナンプラー          大さじ1
砂糖             大さじ3すりきり
おろしニンニク       小さじ1
おろしショウガ       大さじ1
レモン汁           1/2個分
カイエンペッパー      大さじ1/2すりきり
クミンパウダー       大さじ1/2すりきり
コリアンダーパウダー   大さじ1/2すりきり
レモングラス        適宜

■作り方
①鶏肉の皮にフォークなどで穴を数箇所あけ縮みを防止し、肉の厚みを均等にし、塩とコショウをふる。
②漬けだれを作り、30.~60分漬け込む。

③250度のオーブンで25分ほど焼く。
(フライパンでソテーしてもよい)

●サテーソース

ピーナッツバター          120g
湯                   100cc
ナンプラー              小さじ4
ターメリックパウダー        大さじ1
カイエンペッパー          小さじ1/3
レモン汁               小さじ1/4
おろしニンニク            少々
ショウガ汁(繊維は加えない)    少々
全ての材料を鍋に入れ、とろ火で煮詰める。焦げやすいので注意を。

2006年4月1日土曜日

ハーブハニー

ハチミツはハーブと合わせると相乗効果がある。豊富なビタミンやミネラルを含む栄養価の高い自然食品。
ハチミツの糖分は、セロトニンの分泌を促すので、脳の働きを鎮めリラックスさせてくれる。
カロリーは砂糖より低いので、ハチミツに置き換える場合は砂糖の10%マイナスでよい。
食品への浸透が高いので味がしみやすく、少量でも甘みを感じやすい。
腸の雑菌を押さえ、ビフィズス菌を増やし腸の働きを整える。
ハーブ以外にもスパイスやナッツなども使える。お好みの味と香りを楽しんでください。
■材料と用具
ラベンダーとラバンディン・・・・・山盛り2カップ
*出来るだけ無農薬のハーブを使いたい。
ハチミツ      ・・・・450~500ml
ガラス瓶、温度計、キッチンペーパー、鍋

■作り方
 1. 容器のガラス瓶と蓋(金属製) を煮沸消毒する。

2. キッチンペーパーに取り出し、最初はうつ伏せに置き、水分をきる。
3. 3分くらいしたら上向に置き換え、瓶が熱いうちに完全に水分を蒸発させる。


4. 成分を抽出させるハーブを水洗いする。
5. キッチンペーパーで、水分を完全にふき取る。
(注)水分が残るとカビの原因になる

6. 容器にハーブとハチミツを入れる。

7. 瓶一杯に入れすぎると、後の作業がやりにくいので、少し余裕を残す。

8. 温度計を使い、60℃直前まで湯せんする。温度計がない時は、手で触れるぎりぎりの熱さと覚えておくとよい。

自然に冷ましてから蓋をし、常温で一週間ほど保存する。温かい窓辺などに置き、時々ゆすって成分と香りを抽出する。
あっさりがよければ早めにハーブを取り出し、しっかりが好みなら、そのまま漬け込んでおく。
中身のハーブも、お茶や料理に使える。