2005年12月12日月曜日

マフ

防寒具のマフに、温かみのあるポプリの香りを漂わせ、携帯カイロ入れも付けて、保温力もアップさせました。
寒くても、背中を丸めずに姿勢よく、元気に過ごしたいものです。
★パウダー状のスパイスを使い、フェイクファーの厚みでも、香りが漂うように工夫している。

【スパイシーローズポプリ】

■材料
①レッドローズペタル               1/2カップ
②ポマンダーミックスパウダー         小さじ1/2
(シナモン、オールスパイス、クローブ、スターアニス)
③コリアンダーパウダー                 少々
④ポプリオイル                       1滴
(カゼールマッシーのホーリースモーク)
⑤だしパック                         1枚
■作り方
①パウダー状のスパイス②と③に、ポプリオイルを垂らしてもみこむ。
②バラを加えて、更によく混ぜておく。
③ダシバックに全量をつめて、マフに入れる。

【マフ】

■材料と用具
①フェイクファー(ラクーンタイプ)        40×50㎝
②木綿裏地(赤ぼかし染め)          50×54㎝
③ポケット用裏生地               13×20㎝
④マジックテープ                     10㎝
⑤黒と赤の手縫い糸                   適宜
⑥携帯カイロ(貼るタイプ)                一つ
⑦ブラシ
■作り方
①中表で、両端を縫い合わせる。縫い代は1.5㎝ほど。 縫い目は粗く1センチぐらいでちょうどよい。生地の厚みに差があるので、細かく縫うと引きつりやすい。四隅は3センチほど縫い残しておく。

★カイロが腹部に当たり、冷えから守ってくれる。
②ひっくり返して、縫い合わせた箇所の毛先を引き出すように、ブラシで整える。
③フェイクファーの端だけを、縫い代3センチぐらいで縫い合わせ、筒状に仕立てる。
④裏生地も合わせて閉じるが、中央12センチはポプリ入れ口として縫い残す。
⑤マジックテープをポプリ入れ口に接着し、ダシバックに詰めたポプリを入れて閉じる。

⑥ポケット用生地の、0.5~0.7センチほどを折り込んで縫い、使用する時の位置を確認してから、裏生地に縫い付ける。
⑦ブラシで毛並みを整えて完成。

ポプリオイルは、クリスマスシーズンに合わせて選びました。体温とカイロで、ほんのり香ります。
優雅なおしゃれを演出する小道具としてだけではなく、ウィンタースポーツ観戦、車椅子の方、手袋を使いづらい方、お腹の調子が悪い時などにも役立ちます。

2005年11月9日水曜日

アロマネイル

美しくお手入れされた指先に、お気に入りの香りを漂わせて
みましょう。2~3日は香りが継続します。手を動かすたびに優雅な気分を味わえそう。

■材料と用具

ネイルベースホワイト      5ml
好みの精油            0.3ml
ステンレス球           一つ
アースピグメント(色素)    微量
紙コップ、爪楊枝
■ネイルベースホワイト
ネイル作りの素材
■ステンレス球
色や香りを均一な状態に保つ
■アースピグメント
天然鉱物の顔料 石油系のタール色素ではないので安全性が高く、古来から化粧品に使われてきたもの。
単品でも混合でも控えめに加えていくと失敗が少ないです。

■シルバーとゴールドカラー粉末
ラメ効果用に使います。
あまり多いと塗りにくいので注意。
.

■作り方

①紙コップにアースピグメントを微量加える。軽く振り込むか、爪楊枝の先などで取って入れるとよい。


②濃い色素は入れすぎないように。
③ネイルベースホワイトを全量加える。

④色素粉末がダマにならないように、 爪楊枝などで、しっかり混ぜ合わせる。ここで、色素の追加や混合を行う。

⑤紙コップの口をつまんで尖らせ、ネイルベースホワイトの空き瓶に戻す。紙コップの中に残った場合は、瓶に付属しているネイルブラシでかき出すとよい。

⑥ステンレスの球を入れる。

⑦好みの精油を加える。尚、一般的な精油一滴は0.05mlなので、6滴が目安となる。

ボトルの蓋をしめて、よく振り混ぜて完成。
左記の作品は、ピンクとブラウンの色素に、ローズゼラニュウムの精油を使用

2005年10月7日金曜日

オータムポプリ

夜道にふと香る金木犀の香り、月夜に照らされる花達は星のようです。
十月のポプリとして楽しんでください。
■材料
金木犀         カップ1
マローブルー      カップ1弱
カモマイルローマン  大さじ1
陳皮(みかんの皮)   小さじ1/2
八角(スターアニス)  一かけ
バレリアン        少々
ベイリーフ        3枚
カモマイルオイル    微量
タンジェリンオイル    微量
■作り方
1. 乳鉢で八角とバレリアンをあたる。
2. 陳皮を細かくちぎる。
3. 爪楊枝にカモマイルとタンジェリンオイルをそれぞれ浸し、カッターで削って加える。
4. ベイリーフ三枚を月型にカット。余分は細かくちぎる。
5. 金木犀、マローブルー、カモマイルローマンを加える。
6. 2週間、毎日混ぜながら香りを熟成させる。保存は直射日光を避け、涼しいところで。
7. 和風ポプリなので、木の葉入りの和紙で折り、紐でアクセントをつけた器にした。
■金木犀(きんもくせい)
モクセイ科 中国名 桂花
江戸時代に中国より渡来
他に銀木犀、薄銀木犀などの品種。雌雄異株 強い香りを発するのは、木に虫を寄せ付けないため。
乾燥した花は、中国茶の香り付けに。
桂花陳酒、桂花醤の材料の一つ。
■バレリアン
オミナエシ科
和名 セイヨウカノコソウ
麝香の香りがするミネラル豊富なハーブ。乾燥した根には、マタタビのように動物が好む香りを含む。

2005年9月7日水曜日

ハーブと甘味料

カロリーを気にせず、しかも身体によいハーブを甘味料として使いましょう。

■スィートハーブメキシカン
ショ糖の1000倍の甘さ
アステカ人の甘味料だった。
爽やかなハッカの風味が特徴。
挿し木、とり木、こぼれ種で増え、育てやすい。
耐寒温度は0℃
ダイエットや料理に利用したい。







 
■羅漢果
砂糖の400倍の甘さ
中国桂林の山岳地帯にのみ自生。
腸に吸収されない甘み成分で、ほとんどノンカロリー。
鉄分やビタミンなど栄養は豊富。
花粉症、咳止め、喉あれに有効。
中の種に熱湯を注いで飲む。






■ステビア
砂糖の250~300倍の甘さ
インディオの甘味料だった。
耐寒性はないが、日当たりのよい場所なら、
関東で冬越し可能。
ハーブティーにブレンドすると美味しい。









■リコリス
砂糖の50倍の甘さ
和名は甘草で、根を使う。
漢方薬や風邪薬に含まれ、
ソースや醤油の甘味にも使われている。
一人分小さじ1に熱湯を注ぎ、5分抽出する。
明るいレモンイエローで飲みやすい。
喉の痛み、咳止め、痰きり、気管支炎、便秘に有効。
西洋では、ハーブドリンクやキャンディーに使う。
(注)高血圧の方は飲みすぎないように

2005年7月7日木曜日

ヘナ

メヘンディアート
ヘナは、ミソハギ科の低木。葉を粉末にして染料とする。
茶漉しで漉し、細かい茎などを除く。
精製水でマヨネーズ状のペーストにする。
ユーカリオイルを1滴加える。殺菌と毛穴を開く効果がある。
ケーキの搾り出し袋にペーストを入れて、先をカット。
石鹸でペイントする場所を洗い、油分を落としてから、デザインする。書き終えたら、
ドライヤーなどで乾燥させる。サージカルテープを貼って、1~2時間待つ。
水で洗い流す。1週間ほどで自然に消える。ホホバオイル等を塗っておくと、長持する。

2005年6月17日金曜日

ハーブクッキング <ラベンダーケーキ、ジンジャージャム>

ラベンダーケーキは、初夏らしいハーブケーキです。他のハーブでも試してください。ショウガは、消化を助け血行を促し冷え性を和らげ、殺菌効果もあ ります。吐き気、胃もたれ、食欲不振にも効果があります。果物のジャムにはない刺激が特徴です。眼の覚めるような本物のジンジャーエールを味わってくださ い。

<ラベンダーケーキ>

■材料
1. 薄力粉          200g
2. ベイキングパウダー  小さじ1.5
3. ラベンダー        大さじ2
4. 無塩バター        150g
5. 砂糖            100g
6. 卵黄            3個分
7. レモン汁          大さじ1
8. メレンゲ
卵白           3個分
砂糖           30g

■作り方

1.薄力粉とベイキングパウダーを合わせてふるう。













2.バターをクリーム状に練り、砂糖を加えて白っぽくなるまで混ぜる。






3.2にレモン汁を加える。













4.3に卵黄を加える。













5.角が立つようにメレンゲを作る。













6.4に5のメレンゲを合わせ、泡をつぶさない様にザックリ混ぜる。












7.ふるった粉を加える。













8.更に、ラベンダーを加える。













9.切るようにして混ぜ合わせる。













10、白い粉が見えなくなる程度に混ぜ合わせる。












11.オーブンペーパーを敷いた天板に移して広げる。












12.180℃で25分ほど焼く。竹串をさして、何もつかなければ、焼き上がり。











<ジンジャージャム>

■材料
1. 土しょうが      150g
2. 蜂蜜         250ml
3. 黒砂糖        大さじ2
4. 水           100ml

■作り方

1.しょうがの皮をむき、粗い千切りにする。












2.1のしょうがと水をミキサーにかける。














3.スプーンで仕上がり具合を確認しながら、ポタージュ状にする。












4.鍋に移し、蜂蜜と黒砂糖を加え、弱火にかける。
焦げ付きやすいので、時々混ぜながら、40分ほどゆっくり煮詰める。
出来上がったら、煮沸消毒した保存ビンに詰めて冷蔵庫へ。約1ケ月保存可能。







★利用法
ジンジャーエール
ジンジャージャム  小さじ3
炭酸水        150ml
レモン汁       少々

2005年4月26日火曜日

きらきら石鹸


コールドプロセスの作り方は、初心者にも失敗が少ないです。
大変な作業もありますが、手作りの楽しさと使うときの満足感は、格別です。

■材料

  • ピュアオリーブオイル   100g
  • ココナッツオイル      100g
  • パームオイル        75g
  • ステアリン酸         7.5g
  • 精製水            96g
  • 苛性ソーダ          40g
  • ラベンダーオイル       5cc
  • ゴールド粉末        微量
  • シルバー粉末        微量
  • 青系顔料          少々
  • 空の牛乳パック       1箱

■作り方

1.ココナツオイルとステアリン酸を加熱して溶かしたものに、オリーブオイルとパームオイルを混ぜる。


2.1に精製水に苛性ソーダを加えた苛性ソーダ液を、少しづつ垂らしながら混ぜる。この時、混合オイルと苛性ソーダが50℃位の同じ温度になるように。
3.最初の20分間は、休まず混ぜ続ける。とろみがあるが、まだゆるい感じの状態。
 
4.その後、マヨネーズ状になるまで20分くらいゆっくり混ぜ続ける。

  5.着色する場合は、顔料を別容器に入れ、3を少々とりわけてよく混ぜる。  
 
6.着色した5を4に加える。

7.マーブル模様にする時は、左記写真の状態で止める。

8.金銀の粉末とラベンダーオイルを加え、よく混ぜる。
9.8を牛乳パックに流し込む。


10.24時間保温して、鹸化を促す。保温シートやバスタオル等に包み発泡スチロールやダンボールの中に熱湯入りのペットボトルと共に入れると良い。
  • 翌日、容器の口を空け風通しの良い場所に3~7日間ほど置く。
  • 石鹸がしっかり固まったら、牛乳パックを破り取り出し、適当な大きさに切り分ける。
  • 直射日光を避けて、風通しの良い場所で1ケ月ほど乾燥させる。

★注意

  • 苛性ソーダは、劇薬指定のため、購入時には、印鑑が必要。
  • 肌に直接触れると火傷をし、眼に入ると失明の危険があります。メガネやマスク、ゴム手袋を着用して作業してください。
  • 用具は、調理用とは別のものを使用してください。
  • 苛性ソーダがついたものは、ビニール袋に入れて、燃えるゴミとして捨ててください。
  • 室内の換気を忘れないように。