2008年12月7日日曜日

クリスマス料理 2008

メインディッシュのチキンは、爽やかな香りのハーブパン粉をまとった揚げ焼きです。冷めてもサンドイッチなどに使えます。付け合せのポレンタは、北イタリアの料理です。コーンミールはトルティーヤの材料でもあります。ツリー型のサラダは、楽しく飾りつけしてください。

チキンハーブパン粉焼き

「材料」四人分
鶏胸肉                       二枚(約500g)
塩                          小さじ2
コショウ                       適宜
パン粉(ドライ)                  カップ2山盛り
生パセリ(みじん切り)              大さじ1
生ローズマリー(みじん切り)          大さじ1/2
生タイム(みじん切り)              大さじ1
生セージ(みじん切り)             大さじ1/2
ガーリックパウダー(あら挽きタイプ)     小さじ山1
卵(Lサイズ)                   一個
小麦粉(薄力粉)                 1/4カップ
レモン                        1/2個(櫛形に)
オリーブオイル                  カップ1(フライパン底1~2cm目安)

「作り方」
①鶏肉は1枚を6枚に削ぎ切りし、塩、コショウしておく。
②パン粉に、みじん切りのハーブ類とガーリックパウダーを混ぜる。
③鶏肉に小麦粉、溶き卵、②のパン粉をまぶしつける。

④フライパンの底から1~2cmまでオリーブオイルを注ぎ、中温で揚げ焼きする。油をきりレモンを添えて盛り付ける。


ポレンタ(付け合せ)

「材料」
トウモロコシの粉(コーンミール)        100g
水                          500cc
オリーブオイル                  少々
塩                          少々

「作り方」
①鍋に熱湯と塩、オリーブオイルを加え、トウモロコシの粉も入れて、泡だて器で混ぜる。最初は、ゆるい感じでも、しだいにトロミがついてくる。好みの固さになれば完成。

ブロッコリーのツリー型サラダ

「材料」
ブロッコリー                    大2個
プチトマト(極小)                 4個
冷凍ミックスベジタブル             大さじ2
ブラックオリーブ(種無し)            4個
マヨネーズ                    大さじ山1
カレー粉                      少々
塩(野菜茹でる時に)              少々
デコレーション用ミニ袋             一つ

「作り方」
①熱湯に塩を加え、一房ずつに切り分けたブロッコリーと、冷凍ミックスベジタブルを順番に茹で、水をきっておく。

②皿に縦長の三角形になるように、ブロッコリーの花を上にして並べる。茎は下にする。トップにプチトマト、全体にミックスベジタブル、ブラックオリーブを飾る。
③マヨネーズにカレー粉を加えて混ぜ、デコレーション用の袋に詰め、絞りだしの口は細くし、ツリーのモールのようにウエーブをつけて飾る。

2008年11月7日金曜日

ハーブティ

身体に優しいハーブティを紹介します。美容と健康のために続けたいものですね。ひと工夫したレシピにもチャレンジしてみましょう。

■フレッシュハーブティ

 

今回は、フレッシュのレモングラス、レモンバーム、ペパーミント、スペアミント、ステビアを使いました。基本的で人気のある組み合わせです。レモン系とミント系は相性がよいものです。甘味料としてステビアを加えています。
男女、年齢を問わずに、お勧めできます。新鮮な無農薬栽培のハーブを水洗いし、熱湯で2~3分抽出します。お茶の色は淡いイエローで、すっきりと飲みやすいと思います。ハーブを栽培されているなら、手軽に利用できますね。

■スパイシーバジルティ
本当に疲れきった時の特効薬のレシピです。身体がシャキっとします。バジルは料理のイメージが強いですが、ハーブティとしても役立ちます。スパイス の刺激が舌に軽く残りますが、これが元気を呼び起こす素だと思ってください。カップ&ソーサーだけで簡単に手早く入れる方法を紹介します。
〔材料〕
生バジルの葉                1~2枚(特大なら一枚で)
オールスパイス(パウダー)        耳掻き1(写真の金具はミクロスパーテル)
コショウ(パウダー)             耳掻き1(あればミルで挽き立てを)
〔入れ方〕
1.熱湯で温めたティーカップにバジルの葉とオールスパイス、コショウを入れる。
2.熱湯を注いでソーサーで蓋をし、約30秒~1分待つ。
 

■ドライフルーツ入りラベンダーティ

自然の甘みと食物繊維、アントシアニン、ビタミン、鉄分などの栄養成分も取れるレシピです。ラベンダーをローズに変えても合います。お好みで選んでください。柔らかくなったドライフルーツも美味しく召し上がれ。疲れ目、肌荒れ、便秘、貧血などに。
〔材料〕
ラベンダー(出しパック入り)                            小さじ1
ドライフルーツミックス                                約大さじ1
(プルーン、レーズン、ブルーベリー、クランベリー、マンゴーなど)

〔作り方〕
1.カップに材料を入れ、熱湯を注ぎ皿で蓋をし、約2分待つ。
2.出しパック入りのラベンダーを取り出して飲む。ドライフルーツの酸味で、青みを帯びたラベンダーティが赤紫色に変化する。
 

■ローズジンジャーティ

寒い日には、保温効果のあるハーブティを飲みたくなります。バラとジンジャーのコンビで優雅にポカポカと温まりましょう。
冬は風邪予防としても有効です。夏は冷房で疲れた身体にも向きます。
〔材料〕
レッドローズ(ピンクでも可)                  小さじ山1
生しょうが(ドライでもよい)                  2~3枚(軽くつぶして)
ステビア(ハチミツなどの甘味料でも)            2~3枚
熱湯                               200cc

〔作り方〕
1.ポットにすべての材料を入れ熱湯を注ぐ。蓋をして3~5分待つ。ホールスパイスや根、皮、実などは抽出時間が長め。
2.茶漉しなどを使い、カップに注いで飲みます。甘みは加えなくても大丈夫です。

■マテ茶

コーヒー、茶(緑茶、紅茶、ウーロン茶)などと並ぶ、世界三大ティーの一つです。インカ帝国の時代から、一千年以上飲みつがれてきました。『飲むサラダ』と呼ばれるくらい栄養が豊富です。ビタミン、鉄分、カルシュウム、ポリフェノール、食物繊維などを含みます。
南米の人々が肉食中心の食生活でも成人病が少ないのは、マテ茶を日頃飲んでいるからと言われています。アイスでもホットでも楽しめるお茶です。緑色はグリーンマテで、煎茶のような味わいです。ミントやレモンを加えると飲みやすいでしょう。
こげ茶色はローストしたもので、ブラックマテと呼びます。ほうじ茶のような感じでしょうか。ミルクやスパイスとあいます。生活習慣病、貧血、冷え性、便秘、骨祖しょう症などの対策に。
〔入れ方〕
計量スプーンすりきり1のマテ茶(グリーン、ブラックのどちらでも)に、80度の湯を注ぎ2分待つ。熱湯で入れると渋みが出るので注意を。ストレートでも強い癖がないので飲みやすいです。ハーブやミルク、スパイスを加え、アレンジも楽しんでください。


2008年10月7日火曜日

アロマキャット

手にとると爽やかなレモンバーベナの香りがする、愛嬌のある猫ちゃんです。名前をつけて、どうぞ可愛がってやってください。あなたの愚痴や秘密も、そっと聞いてもらいましょうか。

■材料

  • 木綿生地                  23×36cm
  • レモンバーベナ               カップ1
  • リボン 3ミリ幅               35cm
  • 手芸綿                    適宜
  • 白手縫い糸                 適宜
  • フェルト  白                 1.5×4cm
    フェルト 黒                 2×2cm
    フェルト 茶                 1×1cm
  • 型紙(表と裏で取る)
  • 底用の厚紙(楕円形)
  • 黒油性サインペン 極細タイプ
  • 木工用ボンド、竹串
  •  

■作り方

1.生地の裏に型紙を置き、縫い代1㎝を残してカットする。底部分は縫い代不要。

2.中表にし、まち針で止めてから、細かく縫う。底は縫わない。

3.角やカーブの縫い代に切り込みを入れる。特に首はひきつれやすいので注意する

4.表にかえす。耳は竹串を利用するとよい。

5.耳と頭にレモンバーベナと手芸綿を詰め、首はしっかりするように手芸綿を入れる。ボディは手芸綿にレモンバーベナを包み込み、全体がふっくらするように詰める。

6.底は、ぐし縫いで軽く絞っておく。

7.底用の厚紙にボンドを塗り、縫い代に切り込みを入れた底用生地を貼り付ける。

8.しっかりと糸で底に縫いとめる。立ち上がるか確認すること。
 9.フェルトをカットし、目と鼻をボンドで接着する。
10.ヒゲと口は、油性サインペンの極細で書き込む。
11.リボンを首に巻いて蝶結びで完成。

2008年9月7日日曜日

練り香

練り香はクリーム状で、肌に塗りこんで使用します。ソリッドパフュームとも呼ばれます。秋らしい金木犀の天然精油を使いました。和服にもぴったりです。
香りの強さは控えめになっています。尚、保湿効果もある素材なので、乾燥する季節に重宝すると思います。
金木犀の花言葉は、謙遜、真実、変わらぬ魅力、初恋、陶酔、時の流れを忘れない、素敵な思い出を忘れない。

■材料
  • ビーワックス(蜜蝋)                     2g
  • ホホバオイル                        8ml
  • オレンジオイル or マンダリンオイル         どちらか1滴(トップノート)
  • 金木犀オイル                       1滴(ミドルノート)
  • ネロリオイル                        1滴(ミトルノート)
  • 調香マスクオイル(caswell-massey社の精油   微量(ラストノート)
  • 保存容器 9ml入り                    一つ
■用具
キッチンスケール(1g単位)、メスシリンダー、計量カップ、つまようじ

■作り方
1.ビーワックスを量る。キッチンスケールで正確に計量を

    2.ホホバオイルをメスシリンダーではかる。計量スプーン使用は不可。ベース材料の配合量を守らないと、使いやすいかたさに仕上がらない。

    3.ビーワックスとホホバオイルを計量カップに入れる。

    4.3を鍋で湯煎する。完全に溶かしておくと、滑らかなクリーム状の練り香になる。湯量が多い とカップがひっくり返ることもあるので注意

    5.完全に溶けたら容器を鍋から取り出し、精油(オレンジ又はマンダリン)を加えていく。

    6.すぐに固まりだすので、手早く精油(ネロリ)を加えていく。もし、固まったら、もう一度湯煎すれば液状に戻るので慌てない。

    7.金木犀の精油は、粘性が強く扱いにくい。慎重に加えていく。少量でもフローラルな香りが強く感じられる。

    8.精油に含まれる色素で、オレンジ色に変化していく。

    9.マスクオイルは、非常に強い香りなので、つまよう枝に精油を浸して混ぜる程度の微量で十分効果がある。

    10.保存容器に、いっきに流し込む。正しく計量されていれば、容器にぴったり入る。一度で入り きらない時は、湯煎を何度が繰りかえすとよい。表面が固まり、あら熱がとれたら蓋をする。  直射日光と高温を避けて保存する。
    *使用方法
    手首、うなじ 耳の後ろ 足首などの脈うつところに塗ると効果的。
    汗の成分と混ざらないように、汗をかきやすい部位は避けたい。

    2008年7月6日日曜日

    ラベンダーバンドルズ 2008年


    ラベンダーの季節が今年もやってきました。伝統のクラフトとして人気の高い、ラベンダーバンドルズの作り方をご紹介します。上記写真のものは、9本、11本、30本の作品です。育てたラベンダーの花があれば、是非チャレンジしてみてください。

    ■材料
    フレッシュラベンダー      11本
    リボン(紫、3㎜幅)         150㎝
    木綿糸(緑)           適宜

    [作り方]

    1.茎が太めで丈の長めのものを11本選び、葉を丁寧に取る。

    2.11本をまとめ、蕾の下あたりを木綿糸でしっかりとしばる。

    3.折り曲げやすいように②でしばった糸の直近(茎下部よりの方)に爪で癖をつけてから、慎重に折っていく。

    4.編み始めのリボンは先を少し残して、茎を上下交互にカゴを編むようにしながら進む。

    5.全体の長さの6~7割がた編み込んだら、残りのリボンを茎の中に挟みこんで余分はカット。

    6.編み始めのリボンを爪楊枝などで茎の中に押し込む。

    7.5で残ったリボンを蝶結びにする。

    8.最後に茎の長さを揃えて切る。このまま自然乾燥して完成。

    ひっかけて使いたい場合は、茎にリボンを結ぶ。本数を増やしたり、リボンの色や幅を変えると雰囲気が変わる。

    応用作品

    南仏プロバンスでは、魔除けでもある「セミ」を作りました。羽根はベイリーフ、目はコリアンダ-です。

    ★参考図書の紹介

     ラベンダーのクラフト本ですが、フランスで出版されている本なので、残念ながら日本では手に入らないようです。旅行でフランスを訪れたら本屋さんに寄ってみてください。

      

    ◆参考

    ラベンダーシャッセ 2010年7月