2016年7月2日土曜日

ゼラニュウム

ハーブが元気に育つ季節になりました。その中から人気のあるセンテッドゼラニュウムを紹介したいと思います。香りの種類が豊富でコレクターも多いようです。
花、葉、茎、精油のすべてを使い、香りを長く楽しむ「モイストポプリ」を作りましょう。





ハーブゼラニュウムレモンビューティ

その名の通り、レモン系の香りが特徴。葉先に軽く触れただけでも強く香る。原産地は南アフリカ、日当たりと風通しの良い場所を好む。成育は旺盛で挿し木で繁殖。冬季の地上部は枯れるが春先には新芽を出す。寒冷地では室内に取り込むが、関東なら冬越し可能。


ハーブゼラニュウムレモンビューティの枯葉

葉は枯れたまま茎に残る。枯葉も良い香りがするので大切にとり置く。ストックポットの材料となる。

上記の枯葉を細かくハサミでカット。

ストックポット
(モイストポプリの香りのベース)
[材料]
ハーブゼラニュウムレモンビューティ
                                     カップ3
粗塩             カップ1
黒砂糖粉末       小さじ2
ブランデー(菓子用不可)     小さじ1


[作り方]
①上記の材料を混ぜ合せ、時々混ぜながら冷暗所で6~8週間寝かせる。



ストックポットの残り
冷暗所に密閉して保存しておく。
これだけでもよい香りが漂う。


オレンジとレモンの皮を干す
②果皮を薄くむき自然乾燥しておく。


ぜラニュウムのモイストポプリ
粗塩         カップ1
ストックポット   大さじ1
オレンジピール  2かけ
レモンピール    4かけ
ゼラニュウム生葉  1枚
ゼラニュウム生花 適宜
ラベンダー     小さじ1/2
コリアンダー     5粒
クローブ        1粒
オールスパイス   1粒
シナモン       少々
安息香(安息香) 小さじ1
ゼラニュウム精油  4滴
ブルボンゼラニュウム精油2滴
レモン精油       1滴
ベルガモット精油   1滴
パチューリ精油    1滴
サンダルウッド精油   1滴

[作り方]    
③粗塩、柑橘類の皮、ゼラニュウム生葉と生花、ストックポットを加えて混ぜる。
④スパイス類を乳鉢であたり追加する。
⑤ラベンターも軽く乳鉢であたって加える。

⑥安息香(ベンゾイン)も乳鉢で粉末状にしてから加える。最初は固いが案外砕けやすく甘い香りがしてくる。
⑦すべての精油を入れたら全体をよく混ぜる。
(個性の強い精油は後から加える)
⑧このまま冷暗所に置き、6~8週間保存する。
50年持つものもあると言われる。年月を重ねながら、醸し出す奥深い香りが楽しみ。










ゼラニュウムの苗
左からココナッツゼラニュウム、シナモンゼラニュウム、スノーフレークゼラニュウム、チョコレートミントゼラニュウム、レモンバームゼラニュウム、クリスピュームレモンセイントゼラニュウム








2016年4月7日木曜日

春のミニリース


軽やかな竹素材のベースに、春らしい組み合わせを工夫しました。このリースの特徴は、すべての飾りが取り外し出来るところです。つまり、自由にリサイクル可能なのです。季節や場所に応じて何度も楽しめます。左上のピンク色のサシェ、右上のバタフライサシェ、下段のバナナ型サシェは、すべて違う香りがします。匂い袋やリストレストなどにも利用してください。

ピンクサシェは引手の紐で、バタフライサシェは絞った糸で竹に結んでいます。バナナサシェとフェルトとボンボンは置いただけです。ヘンプでフックを作り、モスグリーンのリボンを飾ってください。



●春のミニリース
[リース土台材料]
竹カゴ(直径23cm)           一つ
ヘンプ(フック用)            28cm
サテンリボン      12×60cm
ピコットリボン     15×60cm
[作り方]
①竹カゴの底を抜いてリース台を作る。








[バナナ型サシェ材料]
チェック柄生地    30×30cm
手芸綿        適宜
ペパーミントドライ  大さじ山1
白フェルト3cm角      五枚
赤フェルト2.5cm角     五枚
白パールビーズ      五個
[作り方]
①型紙をチェック柄生地に移し、開け口を残して縫う。縫い代の余分はカットし、カーブに切込みを入れておく。
②表に返しペパーミントを手芸綿に包み、少しづつ詰めて、開け口を閉じる。
③紅白フェルト、パールビーズで花を五個作りバナナサシェに位置を決めて糸で縫いつける。


[オーガンジーサシェ材料] 
ピンクオーガンジー小袋  一つ
スイトピーオイル   好みで一滴

オリジナルブレンドポプリ 大さじ2
  シトラスの皮  カップ山1
  マローの花   カップ1/2
  ベイリーフ    大さじ3
  レモングラス  カップ山1

上記4種を混ぜ2週間ほど熟成させる
[作り方]
①オーガンジー小袋に、オリジナルポプリを入れて口を絞る。シトラス系の爽やかなポフリだが、好みでスイトピーポプリオイルを加えると女性らしい華やかさが加わる。
[草原用]
フェルト(黄緑)   6×18cm
フェルト(緑)      3×18cm
ボンボン(黄色と緑混合)15個
[作り方]
①黄緑フェルトは上部をギザギザに、緑のフェルトは、なだらかな山状にカット。フェルトやボンボンは下の写真のように置くだけで動かない。

[バタフライサシェ]
コットンレース    9×28cm
白ヘップ    一つ(触覚用)
シルバーリボン 6×30cm
出しバック小      一つ
ベルガモットリーフ 大さじ1

[作り方]
①コットンレースを二等分し模様のないほうの端を中表で縫い、縫い代は割る。糸は切らずに長めに残す。
②筒状に縫い表に返してダシパックにハーブを詰めたものを筒の中に入れて①で残した糸を引いて絞り固結び。
③リボンにヘップを挟み触覚を作って固結び。



2016年2月3日水曜日

ローストナッツ

 

スパイス入りのスウィート味ハーブやチーズ入りの塩味の作り方を紹介します。いつものナッツがワンランクアップし、ちょっとしたプレゼントにしても喜ばれます。
材料さえ揃えば、二種類とも約一時間で完成します。少し多めに作っておくと、不意の来客にも慌てません。




◆ローストナッツ(スウィート)
[材料]
ミックスナッツ        600g
卵白(Lサイズ)         一個分
グラニュー糖   カップ1/2~1
シナモンパウダー  小さじ1
オールスパイス  小さじ1/2
塩            小さじ1/2
水            小さじ1

[作り方]
①天板二枚にオーブンシートを敷いてオーブンに入れておく。
②オーブンを140度に予熱しておく。
③卵白を泡が立つまで混ぜる。

④グラニュー糖、シナモンパウダー、オールパイス、塩、水のすべてを③に混ぜ合わせる。

⑤ナッツの全量を④に加え、コーティングするような感じで混ぜる。

⑥オーブンシートを敷いた天板二枚をオーブンから出し⑤のナッツを半量ずつ広げる。


⑦140度のオーブンで45分焼く。途中15分毎にオーブンから取り出し、全体を混ぜ合わせる。

一回目はナッツが乾いていないので、ベタベタするが、二回目以降は簡単になる。三回目は焼きあがった時に混ぜておく。そうすると焦げ付かず早く冷める。オーブンシートに乗せたまま大きな皿などの上で冷ます。











◆ローストナッツ(塩味)
[材料]
ミックスナッツ      600g
卵白(Lサイズ)        一個分
ドライタイム      小さじ1
ドライオレガノ      大さじ1
ガーリックパウダー 大さじ1
コショウ粉末    小さじ1/2
粗挽き唐辛子   小さじ1/2
ザラメ                  大さじ1半
塩           小さじ1
パルメザンチーズ カップ1/2
レモン汁       大さじ3

[作り方]
①天板二枚に各々オーブンシートを敷いてオーブンに入れておく。

②オーブンを135度に予熱しておく。機種により10.度単位の温度設定の場合130.度の予熱で。

③卵白を泡が立つまで混ぜる。

④タイム、オレガノ、ガーリックパウダー、コショウ、唐辛子、ザラメ、パルメザンチーズ、塩、レモン汁を③の卵白に加え、しっかりと混ぜる。特にチーズのダマに注意して。

⑤④にミックスナッツを加え、コーティングするように混ぜる。

⑥オーブンシートを敷いた天板をオーブンから取り出し⑤のナッツを半量ずつ広げる。

⑦135度のオーブンで25分焼く。途中で一度取り出し全体を混ぜておく。チーズが入るので焦げ付き防止のため。
10度単位の温度設定機種なら、最初の13分は130度、残り12分は140度で焼く。

⑧焼きあがって完全に冷めたら完成。保存の場合は、乾燥剤を入れておくと安心。塩味や辛さは好みで調節を。
◆ハーブティ(アップルミント)
[材料]一人分
ドライペパーミント  小さじ1
干したリンゴの皮     少々
熱湯           180cc

[作り方]
①ポットに材料を入れ蓋をして1~2分待ち、好みの濃さになれば、茶こしで濾してカップへ。

アイスの場合は熱湯を1/3~半量にし、氷の入った耐熱グラスに注ぐ。




ローストナッツと相性のよい、さっぱりしたブレンドを選びました。フジと王林のリンゴの皮を数日間天日干ししたものを使用しています。
爽やかなミントの味とフルーツの甘味と香りが特徴のお茶です。色は濃いめの日本茶色。