フレッシュラベンダーのクラフトとして、ハート型を考案しました。一年かけて工夫し、何とか完成した作品です。今年のラベンダーは、春先の低温で生育が心配されましたが、夏の天候が好条件で順調に育ち、富良野から最高の品質で届きました。生産者の努力に感謝しつつ、素晴らしい香りに包まれて夢中で作りました。真夏にしか味わえない楽しい一時でした。
使用本数によるボリュームの違い
左 うす紫色リボンは18本
中央 紫色リボンは30本
下段 紫色リボンは102本
●ミニハートラベンダーバンドルズ
[材料]
フレッシュラベンダー(おかむらさき) 18本
ラベンダーの花穂 40個
うす紫色サテンリボン(3㎜幅)50cm、180cm
モスグリーン色の糸 適宜
[作り方]
①9本の束を二つ作り、余分な花穂や葉を取り除く。
② 茎の方に長さを合わせ、ツボミ部分をまとめて糸でしっかり結ぶ。
③ボリュームを出す為に、花穂をツボミの周りに追加し糸で巻き込んで縛る。二つとも同じような大きさに仕上げておく。
④花穂が大きく長い場合は、折り曲げてボリュームを増やす方法もある。使用するラベンダーの状態で臨機応変に工夫して。
⑤爪を茎の折り返す箇所に当て、少し押して曲げやすくしておく。呉々も力を入れすぎないで。
⑥折れないように注意しながら、ゆっくりと全方位に茎を折り曲げていく。
⑦50cmのリボンを、編み出す最初の茎の上部に一回結びし、上下に編みこんでいく。
⑧左右どちら回りでもよいが、二つとも同じ方向で編みこむ。
力の加減をしながら、ハートの丸み部分として、トップから2cmほど編んでストップしておく。
編み終わりは最初スタートした茎で終わる。リボンの裏表にも注意する。
⑨180cmのリボンで、もう片方も同じように編み終える。二本の編み出しと編み終わりは同じようにしておくのがポイント。
⑩長いリボン(180cm)の方を向かって左側、短いリボン(50cm)の方を右側に置き、左右の編み残したリボン同士を一結びする。
⑪リボンを強くひき、二つのバンドルズを繋げる。
⑫結んだ後は、長い方のリボン(180cm)で各バンドルズの編み出しの茎(⑦の茎)を一つとし、そのまま編み続ける。この時、18本が17本の奇数に変わる。
繋いだ編み出し箇所は緩みやすいので、時々50cmリボンの端を引っ張ってふくらみ具合を調節しながら作業するとよい。
⑬ハートの形になったら編み終える。
左写真⇒手に持つリボンは、繋いだ時の50cmリボンの端
⑭編み終えたリボンは茎の中を1~2回通しておく。
⑮余分なリボン端は、竹串などで目立たない場所に押し込んで始末する。
⑯解けないように茎の中を通したリボンを強くひく。
⑰リボンの片方を輪にし、バンドドルズの下に入れる。
⑱前で一回結ぶ。
⑲もう一度結んで輪を一つ作り、フック代用とした。
防虫効果のあるラベンダーは、洋服ダンスなどに吊り下げて使うのが本来の使用方法。もちろん、可愛いハート型なので、香りのインテリアとしてお部屋に飾って楽しんでください。
⑳ラベンダーバンドルズは、茎の美しさも大切な要素です。よく切れるハサミやカッターで茎の端をきれいに揃えておきましょう。
21.同じ方法で30本の場合も紹介します。
紫色リボンは3㎜幅 50cmと230cmの2本使用
こちらの方が、茎も太く解りやすい写真が取れましたので参考までに。
左右同じものが二つ揃ったところ
22.右側の編み終わりの状態を確認
23.左側の編み終わりの状態確認
24.二本のリボンを結ぶ。
25.リボンを強くひき、二つのパンドルズを繋げる。
26.編み出した二本を一つとして編み進める。
ここで30本が29本の奇数になる。
27.受講生の作品です。リボンの始末がエレガントな雰囲気。同じように作っても、何故か微妙に少しずつ違うのです。
◆参考