2011年11月12日土曜日

スパイスアート

ナチュラルな白木とコルクシートの額に、様々なスパイスをデザインすることで、オリジナルのスパイスアートが出来上がります。さりげなくイニシャルやマークも加えたりして、楽しくクラフトを作りましょう。赤と緑のクリスマスカラーなので、ホリデーシーズンにも使えます。

グルーガンは、透明のグルーを熱で溶かし、瞬時に接着することができる道具です。クラフト作りに活躍してくれます。先端の金属部分は熱くなるので注意が必要。 接着時間が長くなりますが、木工用ボンドでも代用できます。


●スパイスアート
 [材料]
シナモン                     4本
カッシャ                     2本
チリ(大、中、小)             合計5個
ベイリーフ(生葉)             1~2枚
オールスパイス                適宜
クローブ                    適宜
スターアニス(八角)              5個
カー(タイのショウガ科)           一つ
カルダモン                    5個
麦の穂                     2本(動きを出すために使用)
カッシャオイル(天然の精油)        1滴
木枠コルクボード          20×30cm
丸型ヒートン                  2個(紐を通す金具)
紐(黄土色)             40~80cm(縦と横で長さが変わる)

[道具]
グルーガンとグルー、ピンセット、竹串、メジャーなど


 [作り方]
①完成品の向きを縦か横で選び、メジャーで位置を決めて丸型ヒートンを取り付ける。縦型なら、左右5cm内に。

②素材を仮置きしてデザインを考える。最終決定後に携帯カメラなどで撮影しておくと安心。

③グルーガンで接着していく。大きな素材からスタートすると作りやすい。細部はカメラ写真で確認しながら進める。

④糸状に残ったグルーは、ピンセットなどで取り去っておく。

⑤ヒートンに紐を通して結ぶ。

⑥好みでカッシャオイルをカッシャに垂らす。



                        講座参加者の作品A


 講座参加者の作品B




   グリーンカルダモン
 ショウガ科 別名ショウズク 栽培管理が難しく一度の収穫が少ないので、高価で貴重なスパイスの一つ。草姿はミョウガやショウガに似ている。果実中の芳香のする種子がスパイスとなる。表皮が緑のグリーンカルダモンが最良質品。カレーやカルダモンコーヒーに。


カー
ショウガ科 日本では南姜(なんきょう)と呼ぶ。生姜に似ているが、より香りが強く「芳香ショウガ」とも言う。タイ料理のトムヤムクンなどに使われる。

2011年9月30日金曜日

ホップ

スリーピングリース
 安眠効果のあるホップをブレンドしたポプリをリースにしました。良き眠りは健康のもとです。


●ホップグリーンポプリ 
[材料]
枝豆の乾燥した葉                   山盛り2カップ
ドライホップ                   山盛り1カップ
ラベンダーの葉と茎                1/2カップ
ラベンダー                    大さじ2
ラベンダーオイル                 1~2滴
チャック付きポリ袋                一つ

[作り方]
①チャック付きポリ袋にラベンダーを入れ、ラベンダーオイルを垂らす。
②ラベンダーの葉と茎を細かくして加える。
③枝豆の葉を手でちぎって入れる。
④ホップを加えて全体をよく混ぜる。完成後は約4カップになる。


●スリーピングリース
[材料]
ホップグリーンポプリ                約4カップ
オーガンジー生地(緑、黄緑、黄色)         12cm×12cm(各色4枚)
型紙(厚紙)                    直径9cmの円形
ワイヤー#18                   一本
手縫い糸(緑、黄緑、黄色)             適宜
フレッシュホップの蔓                約30cm
緑のチェック柄リボン                50cm

[作り方]
①オーガンジーに丸い型紙を写し、生地と同色の糸で串縫いし、中にポプリを詰めて縫い絞る。余分の生地は内側に押し込んで始末を。計量カップ一杯分で3個の丸いポプリ玉を作る。各色4個づづで合計12個作る。
② ワイヤーの片方の先を、ラジオペンチで斜めにカットし、①のポプリ玉を横向きで通す。なるべく中心に通すようにすると仕上がりがきれいに。
③ポプリ玉を全部通したら、ワイヤーの両端を交差しフックを作る。余分のワイヤーはカット。
④リボンをフック部分に結び、リボンの端をカットしておく。
⑤フレッシュホップの蔓をリースにからませて飾る。
⑥直射日光を避け自然乾燥させる。 最初は強い香りだが乾燥後は弱くなってくる。


ドライホップ(ベルギー産)

 ホップの蔓と葉(雌)

枝豆の乾燥葉(清清しい香り)

枝豆畑(無農薬栽培、ぼかし肥料)

枝豆(おつな姫)

ブレンドしたポプリ

オーガンジーで作るポプリ玉

ボブリ玉は同じ大きさに揃える

 寝室の壁に飾って、おやすみなさい。

2011年7月17日日曜日

ラベンダーバンドルズ(スパイラル)

今年は、花色が美しい早咲きタイプのラベンダーが、富良野から届きました。リボンがスパイラル模様になる編み方を紹介します。市松模様よりは高度ですが、何度か練習してコツを覚えましょう。
リボンの素材や色の組み合わせを変えると、個性的な作品が出来ると思います。
バンドルズ作りは、フレッシュなラベンダーが手に入る夏の楽しみです。完全に乾燥したら、防虫剤としてドレッサーに。虫除けを兼ねてインテリアに飾ることも。何よりも、その香りでリラックスしてください。汗を拭きながら夢中で作っていると、時の経つのも忘れそうです。


A..シングルスパイラル(2本ずつ交互に編む。綾織りと同じように)
[材料]
フレッシュラベンダー          13本(長さ35cmぐらい)
サテンリボン(6ミリ幅 薄紫色)                        1.6m
糸(モスグリーン、紫)                                          適宜

[作り方]
①茎が太く、丈の長めのものを13.本選び、葉を丁寧に取る。
②茎をまとめて、蕾の下あたりをモスグリーンの糸でしっかり縛る。
③蕾が取れないように、紫色の糸を巻きつけておくと作業しやすい。ボリュームアップしたい時は花穂だけを追加するとよい。

④折り曲げやすいように②で縛った糸の直近(茎下部寄りの方)に爪で癖をつけてから、慎重に花穂側へ折り曲げていく。
⑤編み始めのリボンは先を少し残して、茎を2本ずつ上下交互にカゴを編むようにしながら進む。
⑥ 全体の長さの6~7割ほど編み進んだら、残りのリボンを茎の中に挟みこんで余分はカット。
⑦編み始めのリボンを爪楊枝などで茎の中に押し込む。

⑧残ったリボンで蝶結びにする。
⑨最後に茎の長さを揃え、自然乾燥する。

B.ダブルスパイラル(ラベンダーを挟んで、2本のリボンを捻りながら編む)
[材料]
フレッシュラベンダー          11本
サテンリボン(6ミリ幅 青と黄色)                  各1.5m~2m
糸(モスグリーン、紫)                                         適宜

[作り方]
①茎が太く、丈の長めのものを11本選び、葉を丁寧に取る。
②茎をまとめて、蕾の下あたりをモスグリーンの糸でしっかり縛る。
③蕾が取れないように、紫色の糸を巻きつけておくと作業しやすい。
④折り曲げやすいように②でしばった糸の直近を爪で癖をつけてから、慎重に折り曲げていく。
⑤二色のリボンの先を軽く結ぶ。(縫いとめておいてもよい)
⑥ラベンダーを挟んで、2本のリボンを捻りながら編んでいく。

⑦下側の黄色いリボンを上に持ち上げ、青のリボンが下に通っているラベンダーの右隣のラベンダーの下に、黄色のリボンを通す。
 


⑧全体の長さの6~7割編み込んだら、残りのリボンで蝶結びする。
⑨ 編み始めのリボンを爪楊枝などで茎の中に押し込む。
⑩茎を揃えて、自然乾燥して出来上がり。

◆参考
ラベンダーシャッセ 2010年7月

2011年6月11日土曜日

コーディアル

コーディアルは、濃縮されたハーブの伝統的 な自然飲料です。炭酸水や冷水で薄めて飲み ます。ドライハーブとフレッシュハーブの二種類の作り方を紹介します。右上のハーブはレモンバーベナ、左手はレモンバームとミント、中央はマローとローズ マリー、右下はレモンユーカリです。ノンカフェインのハーブドリンクで、夏をのりきりましょう。
上記写真左のピンク色は、フレッシュハーブコーディアル。右側はドライハーブコーディアルです。

左の紫色はマロー、中央はローズヒップとハイビスカスのハーブティー、右はローズピンクペタル

エルダーの苗 和名はニワトコです。このクリーム色の花をコーディアルに使います。

ドライのエルダーフラワーで作ったコーディアルです。

コーディアル
A.ドライハーブミックス(ローズヒップ、ハイビスカス、ローズピンク)        10g
B.フレッシュハーブミックス(好みのハーブで)                     30g
[材料]
AかBのハーブミックス
熱湯(沸騰直後)                                     400ml
砂糖                                              300g
レモンの絞り汁                                     1/2個分
保存用ガラスビン(500~600ml入り)                         一つ

[作り方]
A.ドライハーブミックス
①大きめの鍋底にフキンを敷き、その上にガラスビンと蓋を置き、それらが完全に浸かるまで水を入れ加熱する。沸騰してから1~2分くらい経過すれば消毒完了。
②蓋とガラスビンを取り出し、清潔なフキンやタオルなどの上に置いて冷ます。蓋とビンは上向きにすると水分が蒸発しやすい。
煮沸消毒済みの保存ビンと蓋

③ボールにハーブを入れ、沸騰した熱湯を加え、蓋かラップをして15分蒸らす。

④ザルにキッチンペーパーを敷き③をこす。

⑤レモンの種と絞りかすは、茶漉しなどて取り除いておく。

⑥鍋に移して砂糖とレモン汁を加え、沸騰しないように砂糖を溶かすが、煮詰めないこと。

⑦砂糖が溶けたら、あら熱をとって消毒済みの保存ビンに入れ、冷めたら冷蔵庫へ。約3~4週間は保存可。

B.フレッシュハーブミックス
フレッシュハーブの花、葉、茎を集めて重さを量る。紫色のマロー(ウスベニアオイ)を加えると、完成品がピンク色に仕上がる。

フレッシュハーブは、水洗いしてからザルで水分をきっておく。台所洗剤は必要ない。

ラップを使うと中の状態が見える。もちろん、ぴったりサイズの皿などでもよい。

フレッシュハーブの仕上がりは、淡い色になる。組み合わせるハーブにより、色も香りも変化して面白い。

ドライもフレッシュもハーブの爽やかな風味が特徴。エルダーフラワーは、マスカットの香りがすると言われている。フラボノイドを含み、喉や風邪に効果あり。ハーブの元気をもらって、梅雨も明るく健やかに。

[飲み方]
7~10倍ぐらいの冷水や炭酸水で割って飲む。
ヨーグルトやアイスクリームに。紅茶に加えると、ほんのりと香りがする。ホットで飲むと甘みが強く感じる。ゼリーやシャーベット、ケーキ作りに利用できる。

2011年5月7日土曜日

フィールドワーク <向島百花園>

町人文化が花開いた1805年頃に、骨董商の佐原鞠塢(きくう)が新梅屋敷として作った庭園。園内には文人墨客の足跡が残っている。百花園と は、四季花が咲き乱れている園という意味がある。江戸末期の庶民の憩いの場であった。春の七草、梅まつり、隅田川七福神めぐり(福禄寿)、虫聞きの会、月 見の会などの行事がある。

「東京都立向島百花園」入り口付近

中門より庭園に入る

開花したコンニャクの花

隣には芭蕉の句碑

一重咲きの芍薬(根を月経不順や婦人病一般に用いる)

竹の名札にはジンジャー(右側のミョウガに似た新芽)

ニワトコ(別名エルダーフラワーで花はコーディアルの材料)

からたねおがたま(バナナのような強い香り、中国茶や髪油の香りづけに)

水辺に咲く黄ショウブ(根茎は染料に)

萩のトンネルは秋のお楽しみ

工事中のスカイツリー

路地琴(水を流すと軽やかな音色が聞こえます)

昼食は百花園近くの豆腐料理「長谷川」にて

枝豆豆腐