豚 バラ肉を塩漬けしただけですが、旨みが凝縮して美味しい食材です。ベーコンのように手軽に使いこなしてください。本場のカルボナーラは、このパンチェッタ を使います。冷蔵庫で一ヶ月ほど保存出来ます。パンチェッタを使った料理として、ポテトサラダ、スパゲッティ、スープを紹介します。
パンチェッタ
[材料]
豚バラ肉(かたまり) 1kgあら塩 70~80g
ベイリーフの葉(ドライ) 約10枚(風味付けと殺菌のため)
[作り方]
①豚肉に、塩を丁寧にまぶす。②保存容器の底に、ベイリーフの半量を敷き、上に豚肉を乗せ、上側にも残りのベイリーフを置く。
③漬けてから3~4日は、肉から出た水分を捨てる。朝晩二回ぐらい、この作業を行う。
五日目ぐらいから、水分は少ししか出なくなる。時々、上下を返しながら一週間ほど冷蔵庫で漬け込むと完成。
より、美味しくなるのは、三週間目ぐらいから。冷蔵庫で約一ヶ月保存可能。 和、洋、中華の料理に役立つ素材で便利。
パンチェッタとポテトのサラダ
[材料]二人分
ジャガイモ 500~600gオレガノ(ドライ) ひとつまみ
あら塩 小さじ1/2
レタス 二枚
トマト 1/2個
きゅうり 1/2本
<ホットドレッシング>
オリーブオイル 100cc
赤唐辛子 1本
ニンニク ひとかけ
パンチェッタ薄切り 一枚(厚さ2ミリ 約30g)
パセリ 大さじ1(きざんで)
酢 25cc
[作り方]
①ジャガイモは、よく洗って皮ごと茹で、皮を取り除き、1cm厚さの輪切りにする。②ジャガイモにオレガノ、塩小さじ1/2を加えて下味をつける。
③赤唐辛子は、種を取り除く。
④ニンニクは、薄皮を取ってつぶす。
⑤パセリは、みじん切りにする。
⑥パンチェッタは、小さく切っておく。
ホットドレッシングを作る
⑦フライパンに、オリーブオイル、赤唐辛子、ニンニク、パンチェッタを入れて火にかける。中火から弱火で、焦がさぬように加熱する。ニンニクが、軽く色づいたら火を止める。⑧パセリと酢を加え再び火にかけ、グラグラと湧き上がったらポテトにかけて、ざっくり混ぜる。
⑨あら熱をとって、冷蔵庫で冷やす。
⑩器にレタスをしき、ポテトを乗せ、トマトやキュウリを飾って盛り付ける。
パンチェッタとキャベツのパスタ
[材料]二人分
スパゲッティ(ゆで時間5~7分) 140g(幅1.5ミリ)オリーブオイル 大さじ1.5
赤唐辛子 一本
ニンニク ひとかけ
パンチェッタ薄切り 二枚(約60g)
キャベツ(大きな葉) 二枚
エリンギ 二本
パセリ 大さじ1(きざんで)
パルメザンチーズ 少々
熱湯 4L
塩 小さじすりきり8(4Lの湯に対して1%)
黒コショウ 少々
[作り方]
①赤唐辛子は、二等分して種を取り除く。②ニンニクは薄皮を取り、軽くつぶす。
③パンチェッタは、4~5ミリくらいの幅に切る。
④パセリは、みじん切りにする。
⑤キャベツは、手で一口大にちぎる。芯の硬い部分は、押しつぶしてから斜め薄切りにする。
⑥エリンギは、手で縦に裂いてから一口大に切る。
⇒パスタを茹で始める(五分タイマーセット)
⑦フライパンにオリーブオイルとパンチェッタをいれ、弱火で炒めて肉の脂を十分に引き出す。
ニンニクと唐辛子も加えて、更に炒める。ニンニクに色がついたら唐辛子とともに、いったん取り出す。焦げやすいので火加減注意。
⑧キャベツとエリンギを加えて、ざっと炒める。
⇒パスタの硬さチェック(少し硬いくらいでよい)
⑨茹で上がったパスタを軽く湯きりし⑧のフライパンにいれ、取り出しておいたニンニクと唐辛子も戻し、コショウも振って、全体をよく混ぜあわせる。味とパスタの硬さを確認し盛り付ける。
⑩パルメザンチーズを振り、パセリを散らして完成。
パンチェッタと野菜のスープ
[材料]二人分
水 600ccパンチェッタ薄切り 一枚(約30g)
キャベツ 1/2枚
カブ 1/8個
ニンジン(厚み1ミリの輪切り) 2枚
タマネギ(くし型) 1/8個
ローズマリー(生) 新芽3cmほど
チャービル 少々
白ワイン 小さじ1
ホワイトペッパー 少々
塩 微量(塩味不足の場合に)
[作り方]
①鍋に水と細かく切ったパンチェッタ、千切りのキャベツとニンジン、薄い櫛形切りのタマネギ、1cmの角切りに切ったカブを加えて加熱。②野菜が柔らかくなったら白ワインを入れ、ひと煮立ちさせてアルコール分を飛ばす。
③塩味を見てから、ホワイトペッパーを振り、ローズマリーの新芽を入れて火を消し、鍋の蓋をする。ローズマリーの香りを軽くつけるため、最初から入れない。
④温めた器に注ぎ、チャービルを飾る。
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