保湿効果の高い自然素材で、オリジナル化粧品を作りましょう。 肌に負担をかけたくないので、防腐剤や保存料は加えていません。保存期間が短いため、少量づつ作るとよいですね。 空気が乾燥する季節に、肌を守ってくれます。必ず、目立たない場所でパッチテストを行ってください。
【乳液】
■材料 (出来上り量は、約30ml)
- 精製水 25cc
- ハーブ液 15ccカモマイルジャーマン(敏感肌)
オレンジフラワー(乾燥肌)
レッドローズ(すべての肌質)
30ccの熱湯に、ダシバックに詰めた小さじ1のドライハーブを漬けて成分抽出 - アボカドオイル 7.5cc
- ホホバオイル 2.5cc
- マンゴバター 小さじ1/2
- エマルシファイイングワックス 小さじ1/2 (植物性の乳化ワックス)
- キサンタンガム 耳掻き1程度
- エタノール(消毒用) 適宜
■作り方
肌質にあったドライハーブを選び、ハーブ液を作る。精製水とハーブ液を、計量カップに一緒に入れる。
アボカドオイル、ホホバオイル、マンゴバター、エマルシファイイングワックスを計量カップに入れる。
水系材料と油性材料を別々の計量カップに入れて湯煎。油性類はよく混ぜておく。中に湯が入らないように注意。両方とも60℃ぐらいまで温度を上げる。
エタノールで容器を消毒しておく。
水分混合液の半量だけを、オイル類のカップに少しづつ加え、しっかりと混ぜる。
キサンタンガムを微量づつ加え、ダマにならないように混ぜる。あまり強いトロミは、ポンプ容器から出しづらい。
残しておいた半量の水分混合液を、2~3回に分けて加え、その都度混ぜ合わせる。
完全に冷めたら、消毒済みの容器に移す。冷蔵庫で保存して2週間ほどで使いきる。
■使い方
朝夕の洗顔後、化粧水で整えたら、顔全体に優しく塗りこむ。べたつかないで、ふっくらと乾燥肌も甦らせてくれる。使用するハーブで仕上がりの色は変 わる。上記写真の乳液はオレンジフラワーのハーブ液使用。 左記はレッドローズとカモマイルジャーマンのハーブ液で作ったもの。自分の肌質にあったハーブを選ぶ。【ナイトクリーム】
■材料
(出来上り量は、約30ml)- 精製水 17cc
- ホホバオイル 5cc
- ウィートジャームオイル(小麦胚芽オイル) 2.5cc
- シアバター 小さじ1
- エマルシファイイングワックス 小さじ1/4
- パルマローザオイル 1滴
- エタノール(消毒用) 適宜
■作り方
乳液と同じように、水系と油性系に分けた材料を湯煎し、水分を一滴づつ加えながら力強く攪拌する。分離を防ぐために、5分間は休まずこの作業を続けること。その後は、疲れたら休みながらトロミがつくまで混ぜ続ける。カップを傾け、メレンゲを作る要領で行う。精製水が冷めたら、湯煎して温めて使うとよい。
全体にドロリとし、色が黄色から白っぽいクリーム色になれば乳化完了。攪拌時間は約20分。
エッセンシャルオイルを垂らして、さらに混ぜる。混ぜたりないと精油の濃度にバラツキが出て、肌への刺激の原因になることもある。
より滑らかなクリームを作りたい場合は、カプチーノメーカーを使うとよい。 飛び散るので、材料の中に入れてからスイッチオンすること。
色は、白っぽく変化する。マヨネーズそっくりの仕上がりが目安。
乳液よりもトロミが強く容器に移しにくいので、アイスクリームスプーンを使うとよい。
■使い方
夜の洗顔や風呂上りに化粧水や乳液で整えてから、顔全体にマッサージするように塗る。翌朝の洗顔後、肌がスベスベで柔らかくなっているはず。保湿タイプのナイトモイスチャークリーム。精油の香りでリラックス。睡眠中の肌に栄養を与える。 冷蔵庫で約1ヶ月間保存できる。カプチーノメーカーの価格は、¥880~¥2100ぐらい。一台あると便利。自宅でカフェ気分。