2004年11月26日金曜日

手作りクリーム


保湿効果の高い自然素材で、オリジナル化粧品を作りましょう。 肌に負担をかけたくないので、防腐剤や保存料は加えていません。保存期間が短いため、少量づつ作るとよいですね。 空気が乾燥する季節に、肌を守ってくれます。必ず、目立たない場所でパッチテストを行ってください。

 

【乳液】

■材料 (出来上り量は、約30ml)

  • 精製水                   25cc
  • ハーブ液                  15ccカモマイルジャーマン(敏感肌)
    オレンジフラワー(乾燥肌)
    レッドローズ(すべての肌質)
    30ccの熱湯に、ダシバックに詰めた小さじ1のドライハーブを漬けて成分抽出
  • アボカドオイル               7.5cc
  • ホホバオイル               2.5cc
  • マンゴバター               小さじ1/2
  • エマルシファイイングワックス      小さじ1/2  (植物性の乳化ワックス)
  • キサンタンガム              耳掻き1程度
  • エタノール(消毒用)           適宜

■作り方

肌質にあったドライハーブを選び、ハーブ液を作る。

精製水とハーブ液を、計量カップに一緒に入れる。

アボカドオイル、ホホバオイル、マンゴバター、エマルシファイイングワックスを計量カップに入れる。

水系材料と油性材料を別々の計量カップに入れて湯煎。油性類はよく混ぜておく。中に湯が入らないように注意。両方とも60℃ぐらいまで温度を上げる。

エタノールで容器を消毒しておく。

水分混合液の半量だけを、オイル類のカップに少しづつ加え、しっかりと混ぜる。

キサンタンガムを微量づつ加え、ダマにならないように混ぜる。あまり強いトロミは、ポンプ容器から出しづらい。

残しておいた半量の水分混合液を、2~3回に分けて加え、その都度混ぜ合わせる。

完全に冷めたら、消毒済みの容器に移す。冷蔵庫で保存して2週間ほどで使いきる。

■使い方

朝夕の洗顔後、化粧水で整えたら、顔全体に優しく塗りこむ。べたつかないで、ふっくらと乾燥肌も甦らせてくれる。使用するハーブで仕上がりの色は変 わる。上記写真の乳液はオレンジフラワーのハーブ液使用。 左記はレッドローズとカモマイルジャーマンのハーブ液で作ったもの。自分の肌質にあったハーブを選ぶ。

 

【ナイトクリーム】

■材料

(出来上り量は、約30ml)
  • 精製水                    17cc
  • ホホバオイル                 5cc
  • ウィートジャームオイル(小麦胚芽オイル) 2.5cc
  • シアバター                  小さじ1
  • エマルシファイイングワックス       小さじ1/4
  • パルマローザオイル             1滴
  • エタノール(消毒用)             適宜

 

■作り方

乳液と同じように、水系と油性系に分けた材料を湯煎し、水分を一滴づつ加えながら力強く攪拌する。

分離を防ぐために、5分間は休まずこの作業を続けること。その後は、疲れたら休みながらトロミがつくまで混ぜ続ける。カップを傾け、メレンゲを作る要領で行う。精製水が冷めたら、湯煎して温めて使うとよい。

全体にドロリとし、色が黄色から白っぽいクリーム色になれば乳化完了。攪拌時間は約20分。

エッセンシャルオイルを垂らして、さらに混ぜる。混ぜたりないと精油の濃度にバラツキが出て、肌への刺激の原因になることもある。

より滑らかなクリームを作りたい場合は、カプチーノメーカーを使うとよい。 飛び散るので、材料の中に入れてからスイッチオンすること。

色は、白っぽく変化する。マヨネーズそっくりの仕上がりが目安。

乳液よりもトロミが強く容器に移しにくいので、アイスクリームスプーンを使うとよい。

■使い方

夜の洗顔や風呂上りに化粧水や乳液で整えてから、顔全体にマッサージするように塗る。翌朝の洗顔後、肌がスベスベで柔らかくなっているはず。保湿タイプのナイトモイスチャークリーム。精油の香りでリラックス。睡眠中の肌に栄養を与える。 冷蔵庫で約1ヶ月間保存できる。
カプチーノメーカーの価格は、¥880~¥2100ぐらい。一台あると便利。自宅でカフェ気分。