2013年11月16日土曜日
ビーズクッション
ハーブの香りをしのばせたビーズクッションを考案しました。座布団、背あて、ネック用、うつ伏せ寝の枕、産後ケア、授乳用、ベビーケアと使い方は色々です。独特の手触りで癒されます。ポイントはビーズの詰め方です。
[材料]
コットンジャージー生地(薄手) 68×79cm
発泡ビーズ(ポリスチレン 3㎜幅 殺菌、除臭処理済) 約150g
型紙(厚紙) 二枚
縫い糸
ラップやトイレットペパーの芯、輪ゴム、ガムテープ、ポリ袋
<ビーズクッション用ポプリ>
レモンユーカリ 1/2カップ
ペパーミント 1/2カップ
カモマイルジャーマン 大さじ1
だしパック 二枚
[作り方]
① 生地の裏側に型紙の表と裏で各二枚づつ、向かい合わせで仮置きし直線部分4~5cm、カーブは2~3cmの縫い代がとれる場所に位置を決める。
②鉛筆などで型をとる。伸縮性のある生地で書きにくいが、手で押さえながら少しずつ進む。
③四枚の型がとれた状態
④縫い代を考えてはさみでカットする。
⑤中表で左右二枚ずつ、カーブ部分のみ細かく縫い合わせる。直線部は縫わない。
⑥直線部は4cmカーブは1.5~2cmの縫い代を残し、余分は切り取る。
⑦ カーブの縫い代部分に、ツッパリを防ぐための切り込みを入れるが、深すぎないように。
⑧表に返した状態
同じように残り半分も仕立てる。
⑨⑧と同じパーツをつなげる為に、直線部の片方だけを細かく縫う。
⑩左右のパーツが繋がると馬蹄型になる。
⑪カーブの先に詰めるポプリをブレンドする。
レモンユーカリは茎を取り除き、手で細かくちぎる。
ペパーミントも茎を取り除き、手で軽くにぎる。
ジャーマンカモマイルも加え、よく混ぜておく。
⑫ だしパックに半分づづ詰めて、先の方に押し込む。縫い残した直線部は、ラップの芯が入る口を残し玉止めしておく。糸は切らずに長く残しておく。
⑬発泡ビーズは、静電気の影響で取り扱いが難しい。湿度が高いと比較的扱いやすいので、霧吹きや加湿器を利用したい。したがって、雨の日は最適。
発泡ビーズの袋の口には、ラップの芯を輪ゴムやテープで止め、⑫で縫い残した穴に通し、こちらもゴムで止めて作業する。大きなダンボールや袋の中で行うと安心。あれば、静電気防止スプレーが役立つ。
⑭ある程度詰めたら、ビニール袋に計量カップ数杯のビーズを入れ、トイレットペーパーの芯の中にビニール袋を通し、表側に出た袋をガムテープで固定し、好みのボリュームまで追加する。
時々上下に振ったり、手で絞り込んで空間を作りながら詰め込む。油断すると飛び出すので慎重に。
詰め終わったら、入れ口をマチ針で止め、⑫で残した糸で細かく縫って完成。
講座では、加湿のためにアロマディフューザーを使用した。
2013年9月14日土曜日
秋植えハーブ
ようやく暑さが収まり、秋のガーデニングシーズン到来です。秋は春よりも園芸に適した期間が短いので、種まきや苗の植え付けの時期を逃さないように、事前に計画をたてておきましょう。
秋植えに向くハーブとして、セージとタイムを紹介します。下記の写真は約一年の栽培記録です。ご参考までに。
昨年の9月から栽培をはじめました。左からシルバータイム、コモンセージ(ホワイト)、レモンタイムの三種類のハーブをプランターに植えました。いずれも香りがよく、料理に役立つ品種です。
12月に入り、セージとレモンタイムは順調に大きく成長しましたが、シルバータイムは元気がありません。これから寒さが厳しくなるので何とか無事に春を迎えてほしいものです。
一月の霜にも枯れずに頑張っているハーブ達です。セージの葉が下を向いている姿は、なぜか健気に思えます。シルバータイムの茎が赤茶色に変化しています。
四月の陽気で元気を取り戻しました。セージの葉は、しっかりと上を向いています。シルバータイムとレモンタイムも新芽が顔をのぞかせています。
豆のようなセージの蕾が沢山つきました。どんな花を咲かせるのか楽しみです。
その蕾のアップ写真
白い花を咲かせ始めたセージは、草丈がグンと伸びました。タイムも豊かにボリュームアップしています。
白いセージの花のアップ写真
セージの花が満開です。ハーブの花は、控えめで可愛いものが多いです。コモンセージ(ホワイト)の名に相応しい花です。
レモンタイムの花も咲き始めました。小さいけれど、淡いピンク色が素敵。
セージの花盛りが過ぎると、黒い種が出来始めます。
セージの花後の様子
分解すると黒いゴマのような種が見つかります。
入梅前の作業として、大きく育ったセージの茎を半分ほどにカットします。ハーブは夏場が苦手なので、これで風通しをよくし負担を軽くします。
草丈が低くなったセージの姿です。このハーブは、特に蒸れを嫌います。梅雨入り前の大切な作業を忘れずに。
半分にカットしたセージは束ねて陰干しすれば、料理、お茶、ポプリなどに活躍します。大切に使ってください。
蒸し暑い梅雨も何とか無事に育っています。
レモンタイムは、蒸れて黒ずむこともなく元気です。シルバータイムは大きくはなりませんが、葉も茎も生き残っています。
夏の土用の頃です。今年は異常気象が続き、朝も夜も気温が下がりません。熱気がプランターに直接伝わらないように、カゴの上に乗せて栽培しています。日中の強い日差しを避けるため、日よけが必要だったかもしれません。
セージの葉が少なくなっています。水遣りは、朝夕二回たっぷりと。日中は、根ぐされの原因にもなるので水遣り厳禁です。
<苗の植え付けに使用した材料>
使用した栽培用土(炭入り)と鉢底石のかわりにした赤玉土中粒(ヒヨコ豆ぐらいの大きさ)
長方形のプランターと鉢底ネット(カット用)
教材用のハーブ苗
猛暑の中、出来るだけ良い品質のものを園芸店のハーブ担当者と選んだ。タイムは心配ないが、セージが昨年度より良くない。
尚、シルバータイムは教材から除外した。
プランターの底に合わせて、鉢底ネットをカットして敷き込み、その上に赤玉土中粒を2~3cmほど入れる。
栽培用土を2~5cm入れ、苗の根を崩さないように並べ、土を加えていく。土の表面を揃え、最終的に植物が動かなくなるように、しっかりと土を詰める。炭はアルカリ性Ph8~9で、ハーブの好む弱アルカリ性に役立つ。
植え付けが終わったら、苗に付いていた品種名の札を差し込んで完了。自宅に持ち帰り、たっぷりと水遣り後、日当たりのよい場所で管理。苗が落ち着くまで、強い雨風にはあてないこと。
楽しみながら大切に育ててください。
秋植えに向くハーブとして、セージとタイムを紹介します。下記の写真は約一年の栽培記録です。ご参考までに。
昨年の9月から栽培をはじめました。左からシルバータイム、コモンセージ(ホワイト)、レモンタイムの三種類のハーブをプランターに植えました。いずれも香りがよく、料理に役立つ品種です。
12月に入り、セージとレモンタイムは順調に大きく成長しましたが、シルバータイムは元気がありません。これから寒さが厳しくなるので何とか無事に春を迎えてほしいものです。
一月の霜にも枯れずに頑張っているハーブ達です。セージの葉が下を向いている姿は、なぜか健気に思えます。シルバータイムの茎が赤茶色に変化しています。
四月の陽気で元気を取り戻しました。セージの葉は、しっかりと上を向いています。シルバータイムとレモンタイムも新芽が顔をのぞかせています。
豆のようなセージの蕾が沢山つきました。どんな花を咲かせるのか楽しみです。
その蕾のアップ写真
白い花を咲かせ始めたセージは、草丈がグンと伸びました。タイムも豊かにボリュームアップしています。
白いセージの花のアップ写真
セージの花が満開です。ハーブの花は、控えめで可愛いものが多いです。コモンセージ(ホワイト)の名に相応しい花です。
レモンタイムの花も咲き始めました。小さいけれど、淡いピンク色が素敵。
セージの花盛りが過ぎると、黒い種が出来始めます。
セージの花後の様子
分解すると黒いゴマのような種が見つかります。
入梅前の作業として、大きく育ったセージの茎を半分ほどにカットします。ハーブは夏場が苦手なので、これで風通しをよくし負担を軽くします。
草丈が低くなったセージの姿です。このハーブは、特に蒸れを嫌います。梅雨入り前の大切な作業を忘れずに。
半分にカットしたセージは束ねて陰干しすれば、料理、お茶、ポプリなどに活躍します。大切に使ってください。
蒸し暑い梅雨も何とか無事に育っています。
レモンタイムは、蒸れて黒ずむこともなく元気です。シルバータイムは大きくはなりませんが、葉も茎も生き残っています。
夏の土用の頃です。今年は異常気象が続き、朝も夜も気温が下がりません。熱気がプランターに直接伝わらないように、カゴの上に乗せて栽培しています。日中の強い日差しを避けるため、日よけが必要だったかもしれません。
セージの葉が少なくなっています。水遣りは、朝夕二回たっぷりと。日中は、根ぐされの原因にもなるので水遣り厳禁です。
<苗の植え付けに使用した材料>
使用した栽培用土(炭入り)と鉢底石のかわりにした赤玉土中粒(ヒヨコ豆ぐらいの大きさ)
長方形のプランターと鉢底ネット(カット用)
教材用のハーブ苗
猛暑の中、出来るだけ良い品質のものを園芸店のハーブ担当者と選んだ。タイムは心配ないが、セージが昨年度より良くない。
尚、シルバータイムは教材から除外した。
プランターの底に合わせて、鉢底ネットをカットして敷き込み、その上に赤玉土中粒を2~3cmほど入れる。
栽培用土を2~5cm入れ、苗の根を崩さないように並べ、土を加えていく。土の表面を揃え、最終的に植物が動かなくなるように、しっかりと土を詰める。炭はアルカリ性Ph8~9で、ハーブの好む弱アルカリ性に役立つ。
植え付けが終わったら、苗に付いていた品種名の札を差し込んで完了。自宅に持ち帰り、たっぷりと水遣り後、日当たりのよい場所で管理。苗が落ち着くまで、強い雨風にはあてないこと。
楽しみながら大切に育ててください。
2013年7月13日土曜日
ハートのラベンダーバンドルズ
フレッシュラベンダーのクラフトとして、ハート型を考案しました。一年かけて工夫し、何とか完成した作品です。今年のラベンダーは、春先の低温で生育が心配されましたが、夏の天候が好条件で順調に育ち、富良野から最高の品質で届きました。生産者の努力に感謝しつつ、素晴らしい香りに包まれて夢中で作りました。真夏にしか味わえない楽しい一時でした。
使用本数によるボリュームの違い
左 うす紫色リボンは18本
中央 紫色リボンは30本
下段 紫色リボンは102本
●ミニハートラベンダーバンドルズ
[材料]
フレッシュラベンダー(おかむらさき) 18本
ラベンダーの花穂 40個
うす紫色サテンリボン(3㎜幅)50cm、180cm
モスグリーン色の糸 適宜
[作り方]
①9本の束を二つ作り、余分な花穂や葉を取り除く。
② 茎の方に長さを合わせ、ツボミ部分をまとめて糸でしっかり結ぶ。
③ボリュームを出す為に、花穂をツボミの周りに追加し糸で巻き込んで縛る。二つとも同じような大きさに仕上げておく。
④花穂が大きく長い場合は、折り曲げてボリュームを増やす方法もある。使用するラベンダーの状態で臨機応変に工夫して。
⑤爪を茎の折り返す箇所に当て、少し押して曲げやすくしておく。呉々も力を入れすぎないで。
⑥折れないように注意しながら、ゆっくりと全方位に茎を折り曲げていく。
⑦50cmのリボンを、編み出す最初の茎の上部に一回結びし、上下に編みこんでいく。
⑧左右どちら回りでもよいが、二つとも同じ方向で編みこむ。
力の加減をしながら、ハートの丸み部分として、トップから2cmほど編んでストップしておく。
編み終わりは最初スタートした茎で終わる。リボンの裏表にも注意する。
⑨180cmのリボンで、もう片方も同じように編み終える。二本の編み出しと編み終わりは同じようにしておくのがポイント。
⑩長いリボン(180cm)の方を向かって左側、短いリボン(50cm)の方を右側に置き、左右の編み残したリボン同士を一結びする。
⑪リボンを強くひき、二つのバンドルズを繋げる。
⑫結んだ後は、長い方のリボン(180cm)で各バンドルズの編み出しの茎(⑦の茎)を一つとし、そのまま編み続ける。この時、18本が17本の奇数に変わる。
繋いだ編み出し箇所は緩みやすいので、時々50cmリボンの端を引っ張ってふくらみ具合を調節しながら作業するとよい。
⑬ハートの形になったら編み終える。
左写真⇒手に持つリボンは、繋いだ時の50cmリボンの端
⑭編み終えたリボンは茎の中を1~2回通しておく。
⑮余分なリボン端は、竹串などで目立たない場所に押し込んで始末する。
⑯解けないように茎の中を通したリボンを強くひく。
⑰リボンの片方を輪にし、バンドドルズの下に入れる。
⑱前で一回結ぶ。
⑲もう一度結んで輪を一つ作り、フック代用とした。
防虫効果のあるラベンダーは、洋服ダンスなどに吊り下げて使うのが本来の使用方法。もちろん、可愛いハート型なので、香りのインテリアとしてお部屋に飾って楽しんでください。
⑳ラベンダーバンドルズは、茎の美しさも大切な要素です。よく切れるハサミやカッターで茎の端をきれいに揃えておきましょう。
21.同じ方法で30本の場合も紹介します。
紫色リボンは3㎜幅 50cmと230cmの2本使用
こちらの方が、茎も太く解りやすい写真が取れましたので参考までに。
左右同じものが二つ揃ったところ
22.右側の編み終わりの状態を確認
23.左側の編み終わりの状態確認
24.二本のリボンを結ぶ。
25.リボンを強くひき、二つのパンドルズを繋げる。
26.編み出した二本を一つとして編み進める。
ここで30本が29本の奇数になる。
27.受講生の作品です。リボンの始末がエレガントな雰囲気。同じように作っても、何故か微妙に少しずつ違うのです。
◆参考
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