2009年2月7日土曜日

ポプリ「砂漠のバラ」

香りの保留効果を持つ塩に、乳香と没薬とバラの香りとスパイスをきかせたポプリです。珍しい鉱物の「砂漠のバラ」と乳香を飾りました。エキゾチックな深い香りを通して、遠い昔、砂漠を行き来した香料の歴史に思いをはせてみましょう。

[材料と用具]

塩(さらさらした顆粒状)         カップすりきり1
砂漠のバラ(砂の結晶)          一つ
シナモンパウダー             小さじすりきり1
クローブパウダー             2.5スプーンすりきり1
オールスパイスパウダー         2.5スプーンすりきり1
乳香(飾り用 大きめ)          3粒
・   (粉末用)              小豆大一粒
没薬(粉末用)              小豆大と同じくらいの分量
ローズモロッコオイル(天然)      一滴
ポプリオイル「砂漠の砂丘」       一滴
ガラスポット                一つ
チャック付ポリ袋             一つ
乳鉢、計量カップ、計量スプーン

[作り方]

①チャック付ポリ袋に、計量した塩とスパイス類を入れて、しっかり混ぜる。

②乳香と没薬を、それぞれ乳鉢であたる。細かい粉末状になれば、①の塩と混ぜる。

③ローズモロッコオイルとポプリオイル「砂漠の砂丘」を加え、さらによく混ぜる。水分が入ると固まるので、スプーンなどで混ぜるとよい。
④時々振って全体をまぜながら、約二週間ほど経過すると香りが落ち着く。ガラスポットに全量を入れ、砂漠のバラと乳香を上に飾って完成。

砂漠のバラ


砂の結晶で、別名はデザートローズ 砂漠の地下水が蒸発する際に塩類が結晶化し、バラの花弁の化石のような形になることから、砂漠のバラと呼ばれている。
主な産地は、オーストラリア、メキシコ、チュニジア、サハラなど、かつてオアシスがあった場所。「願いをかなえる石」とも呼ばれ、心から望んだ願いをかなえてくれると言われている。採掘される場所により成分はことなり、赤、黄色、青、緑などの色もある。
なぜ、このような形になるかは、現在も解明されていない。自然界には多くの謎が残されている。

乳香と没薬


写真右側の乳香の産地は、スーダン、エチオビア、ソマリア、インドなど。樹皮に傷をつけて一粒づつ樹液を採取する。新約聖書にも登場する香料。ス モーキーで渋みがあり、奥深いバルサムの香りが特徴。薫香や薬として貴重なものであった。保留効果が高い。瞑想や儀式に使われる香料の一つ。心配や不安を 忘れたい時や、ストレスを解消したい時に向く。
写真左側の没薬の産地は、スーダン、エチオピア、ソマリアなど。 ミイラ作りで有名な香料で、紀元前二千年頃から、香料、化粧品、薫香に用いられてきた。優れた保留剤でもある。軽く麝香を思わせるスモーキーな香り。心に迷いがあるときや、自信の持てないときに向く。

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